組織の利益とモチベーションをアップさせる 人材育成・チームビルディング

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店長のルール違反を見逃した結果…

【毎日更新ブログ    1004日目】

こんにちは。

 

サービス業で店舗展開を目指す

成長意欲の高い経営者様の

外部の右腕として、

 

ご支援先のビジョン実現を

『人(育成・チーム作り)』の面で

サポートする村上 俊洋です。

 

 

昨日の記事と同じ始まり方に

なりますが…

 

 

自分と他人とのコミュニケーションを

図るにおいて『ほめ達!』で意識している

ことの1つに…

 

『自分と他人は絶望的なほど違う』

 

という言葉があります。

 

 

人それぞれ、『仕事をする目的』や

『価値観』、『常識』、『善悪の基準』

などは全く違います。

 

 

そんな、『考えの違う人間』がたくさん

集まった組織の方向性がバラバラに

ならないために…

 

 

価値観や考えの違う人間が安心して

働くために…

 

 

会社のルールや行動指針は明確にして

ぶれずに運用することが求められます。


前職で私が47店舗の統括マネージャーを

していた時、こんな困った事件がありました…

 

 

ある時、私の部門で非常に業績の

良い女性店長の1人が、勝手に遅刻を

したり、休んでいるのに出勤扱いに

しているという事実が頻繁にあると…

 

 

その店舗のスタッフから私に相談

があったのです…

 

 

その店長は結構な頻度で…

 

『村上さんとミーティングをして

からお店に入るからちょっと遅く

なります』

 

 

とか…

 

 

『本部に呼ばれれているから、

お店への出社が遅くなります』

 

 

などと、それらしい理由をつけて

頻繁に遅刻をしていたらしいのです。

 

 

そんな状態が頻繁に発生し、スタッフ

達も『さすがに、こんなに頻繁に

ミーティングがあるのはおかしい!!』

と感じ。

 

 

他の店舗のスタッフに確認したところ、

『うちの店長はそんなこと1回もないよ…』と。

 

 

それで、自分たちの店長の行動がおかしいと

思ったスタッフ達は勇気を振り絞って

私に相談にきてくれたのでした…

 

 

私は、スタッフに対して『気づけなかったこと』

に対する謝罪と、勇気をもって知らせてくれた

ことにお礼を伝えて、対処をするから少し

時間が欲しいと伝え、その時は終わったのです。

 

 

しかし…

 

 

私は、あろうことかその店長に対して

直接的な事実確認や指導をすることなく

全店長に対して…

 

 

『店長の行動はスタッフから見られている

から注意するように…』的ななんとも

ふんわりした注意勧告をする程度しか

できなかったんですよね…

 

 

理由は、部門の中で業績トップの

店長がこれをきっかけに退職されては

ダメージが大き過ぎるので…

 

何とか、ふんわりした状態の注意で

改善して欲しいと願ったのです。

 

 

しかし、その店長にはそんな気持ちは

一切通じず、その後も遅刻や欠勤を

繰り返し、業を煮やしたスタッフ達は

今度は…

 

 

店長を降格させるか、私たちを異動

させて下さい…と懇願してきたのです。

 

 

さすがに私はその後、店長に厳しく注意はした

ものの、そのタイミングでは降格も

人事異動も行うことはできませんでした…

 

 

人間だから、良い時も悪い時もあるし

なんて良くわからない理由を浮かべながら…

 

 

それを見たスタッフ達は、どうなったかと

いうと。私に対して…

 

 

『村上さんは、売上だけ上げていれば

何をやっても許されるんですか???』

 

 

『私たちよりも、ルールを守らない

店長をかばうんですね!!』

 

 

という攻撃的な態度になり、私の

求心力も完全に失ってしまい。その後

雰囲気が最悪になった私の部門の業績は

急降下し…

 

 

愛想を尽かしたスタッフ達も数人

退職してしまいました…

 

 

そして、あろうことかその状況に

居づらくなった店長も退職したのです…

 

 

私は、ルール違反を犯している業績優秀な

店長を守ろうとしたばかりに…

 

大切なスタッフ数名を失い

 

店長も失い

 

自分の求心力も失い業績を急降下

させてしまったのです。

 

 

モラルなくして、モラール(士気)なし

 

という言葉が組織論の中にありますが…

当時の私は、目の前の業績やシフトの

ことが気になり過ぎて、職場のルールを

破ることに対して判断がぶれていたとしか

言いようがありません…

 

 

 

価値観の異なる人たちが安心して

仕事をするためには、職場のルールや

行動指針は明確にしてきちんと運用する

ことが求められます。

 

 

これは、日本の法律でも同じで

いくら、税金をたくさん納めている

からと言って、その人が飲酒運転で

人に怪我をさせても見逃される…

 

 

という事態があっては、誰も安心して

日本に住むことができなくなります。

 

 

リーダーは日々判断に迷う様なことが

あるかも知れませんが、私の様な過ちを

して、ダメージを大きくしないためにも…

 

 

最初から毅然としたブレない態度を

示されると、大切なものを失うこと

なくみんなが安心して仕事ができるのかな?

と思います。

 

 

結構、覚悟が必要ですけどね…

逆に覚悟があるから信頼されるんだと…。

 


株式会社店舗人材サポート

(大阪 淀屋橋)

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☆5~10店舗の飲食店などのサービス業を展開する会社でさらに今後10店舗~20店舗に拡大していきたい!という成長意欲の高い会社の店長教育・社員、アルバイト教育

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元サービス業47店舗の統括マネージャーとして、スタッフ人以上の育成経験をもつ私が、自身の20年間の成功体験・失敗体験を中心に『人材育成やチーム作り』に役立つ情報をお届けする内容です。

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