組織の利益とモチベーションをアップさせる 人材育成・チームビルディング

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私が『人の可能性を信じる』ことができる様になった理由

こんにちは。サービス業で店舗展開を目指す成長意欲の高い経営者様の『外部の右腕』として、ご支援先のビジョン実現を『人(育成・チーム作り)』の面でサポートする村上 俊洋です。

私が育成に関わる上で、『人の可能性を信じること』ができる様になった理由。

それは、前職で私がマネージャーになりたての頃、自分の部下として配属されたスタッフの驚異的な成長を目の当たりにしたことがきっかけでした。

当時、私は24歳。
部下として配属された彼女(仮名A子さん)は23歳で1年後輩。

A子さんは、本部の事務系の仕事を志望して入社していたので、何かと言えば『私は本部に行きたくて、入社してきたので、営業をしたい訳ではありません…』というセリフが口ぐせ。
当然、営業という仕事が大嫌いで、成績も悪く、私が属していた地区の中では、結構他のマネージャー達が育成を担当するのを敬遠するような存在だったのです。

そんなA子さんが、新人マネージャー時代の私の元に配属されてきたのですが、最初は同じような状況で一切営業をしたがらない様なスタッフでした。

そんな時、私は彼女を無理やり営業させようとせず、

・自分が営業している姿を見せ、お客様と信頼関係を築けたことをとことん喜んでいる姿を見せる。

・お客様と信頼関係を築ける、営業の醍醐味を常に話す

・営業を通じて、人と信頼関係を築く能力を磨くことは、プライベートでもすごく役立つということを伝え続ける

・A子さんは、事務的な面で私のサポートをすごく良くしてくれる。そんなA子さんだったら、お客様の悩みを解決するために一生懸命になってあげて欲しい。お客様にもきっと喜んでもらえる様な人だ!と言い続ける。

・A子さんの、良い点をたくさん本人に伝え、そんな良い点がたくさんあるA子さんの良さがお客様に伝わらないのは、悔しい(本人以上にA子さんの良さが伝わらないことを本気で悔しいと思う)

・A子さんは、確かに本部の事務的な仕事も向いていると思うけど、A子さんが考えている以上に、色んな仕事の適性や可能性があるよ!自分の可能性を狭く考えずに色々と挑戦してみて、天職をみつけたら?


そんな話を毎日毎日、本人以上に『A子さんの可能性を信じている!』という姿勢で、仕事をがんばっている点をほめながら、難易度が低めのお客様を担当させ、営業をしていてもらったんです…。
もちろん、最初はマメに相談を受けながら、励ましながら…。

最終的に契約にはつながらなくても、プロセスの部分で、いかにA子さんが親身になって話を聴いたことで、お客様が自分の不安や希望をいっぱい話してくれたのか?という点。
契約につながらなかったとしても、お客様から感謝されていた点を本人にしっかりと伝え続けました。

すると、1ヵ月目くらいで、マグれかも知れませんが、非常に素晴らしい営業成績を出したんです!!

本人は、照れながらも『マグれです…』

という言葉を連発していました。

でも、私は『事実としてA子さんを信じて契約して下さった人がいるんだから、俺はめっちゃ嬉しい!!本当に嬉しい。きっとお前よりも俺の方が嬉しい!?』

と本人以上に喜びました。(心からです)
(ここでマグレと言わないことがポイントです。人が大きく変わるきっかけの最初の最初は『たままたま』から起きることが多いのです)

すると…。

1ヵ月目の奇跡的な好成績は本当にマグレで終わらず、そこから2ヵ月連続で、成績が出続け、
そのことが他の店舗にも噂が広がるようになり、A子さんはみんなから非常にほめられる機会が増えました。

すると…。

たった3ヵ月くらいで、A子さんの営業に対する本気度が別人の様に変わっていったんです。
そして、本人自身にもめちゃくちゃオーラの様な魅力が出てきたのです。。。
その後、『本部にいきたくない!事務の仕事なんていまさらしたくない…』なんて言い出したのです…

私はビックリしました…

たった、3ヵ月でこんなに人って変わるんだ…。

そのA子さんの見事な変化を目の当たりにすることによって、私はリーダーとして一皮むけさせてもらえました。

絶対に、他の店長達がダメって言ってるスタッフがいても、自分の所に配属されてきたら、可能性を本人以上に信じて熱く向き合い続けようと…。

結果の出せていないスタッフの中には、営業成績が悪いスタッフだけでなく
・会社のルールを守らない奴
・遅刻ばっかりする奴
・マナーがなっていなくてお客様を怒らせてばかりいる奴
・会社に対して超批判的なことばかり言って、周りを巻き込もうとする奴

色んなスタッフがいました。
もちろん、そんなスタッフの全てがうまくいった訳ではありません…。

でも、自分がダメだとレッテルを貼った子が、他の上司の元で開花したりする姿を見ると、本人の問題よりも自分の相手に対する影響力や指導力が不足していたのかな?って悔しい思いをすることもありました。

色々、腹が立つこともあったり、結果がでなくて、『人なんて簡単に変わるものではない…』と悟った様なことを言っていた時もありましたが、私の中ではA子さんをきっかけに、その後何人も現れた、たった数か月で劇的に成長を遂げるスタッフを見ることができたことで、あきらめずにスタッフを育成する。
また、結果が出ていないのは、本人の問題もあるけど、『自分の育成の引き出しを増やすチャンスではないか?』という発想にさせてくれました。

この子、大丈夫かな?
この子、本当にダメな奴だな…


と思っていたスタッフの、大きな成長を目の当たりにした時、リーダーとして大きな成長をさせて頂けます。

私も20年以上、500名以上のスタッフと向き合ってきて、人材育成は簡単ではない…ということは十分に理解しています。

どちらかと言えば、悩んでいた時間が9割くらいで上手くいかないことの方が多かったです…。<
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そんな中でも、うまくいく確率が高かった時は、部下に対して評論家目線で論評したりせず、本気で面談したり、飲みに連れて行ったり、コミュニケーションを図ったり、トレーニングに付き合っていました。

反対に、全然ダメな時な、完全に評論家状態…。
色々口ではいうものの、『じゃあ、お前はこの1ヵ月どんな指導をしたのですか?』と聞かれたら、結局直接的には何もしていないということが多くて、本人から逃げて愚痴ってばかりの状況が多かったです。

本気で向き合っているとムカつき過ぎて、たまには距離を取りたくなる時もあります…

でも、時々あなた自身がリフレッシュしながら、根気よく向き合い続けていると、ある時、急に本人のやる気スイッチが入って、急激な成長をすることもたくさんあります。

今、あなたの目の前の『頭を悩まされている』困ったスタッフが、将来あなたにとってかけがえのない育成の成功事例になる人材かも分かりません。

あなたの育成に対する自信を1ステージアップさせてくれるきっかけになるかもわかりません。

是非、時にはそんなことも考えながら、もう一度困ったスタッフと向き合ってみませんか?
ダメだと思っていた、スタッフの急激な成長を目の当たりにすることで、あなた自身の人に対するモノの見方が180度変わる時があります。

そんな経験ができるのも、人材育成の醍醐味の1つかも知れませんね。



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