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スタッフの退職を防ぐ方法(事前に伝える その1)

こんにちは。村上です。

 

私の元部下は覚えてくれているかも知れませんが、私はスタッフに対して意識して伝えていたことがあります。

 

それは…。

この先に起こるであろう、問題を先に伝えておいてあげるということ。

 

例えば…。

 

(入社したての新入社員に対して導入研修終了後に…)

『最初の1ヵ月は、みんな一生懸命だし、緊張感もあるので気づかないかも知れませんが、1ヵ月くらいして環境に慣れ、緊張感がとれてくると、この1ヵ月の疲れがドッとでて、みんな体調を崩ししてしんどくなります。これは先輩もみんな経験していることです!だから、仕事に慣れてきたからといって、仕事終わりに遊びにいくのも良いけど、少しだけセーブして、身体や精神をリカバーさせてあげて下さいね!』

 

『そして、みんな結構体調は崩すけど、もし本当に体調が悪かったら遠慮せずに店長に相談するように…。最初の3ヵ月はとてもしんどいかもしれないけど、慣れてきたら、そのしんどさは続かないからみんなで乗り越えようね!』

 

と…。

 

新入社員は入社直後はやる気満々です!しかし、緊張感や、気持ちの高まりが少し落ち着いてきた入社1ヵ月を経過した頃、体調を崩すと一気に精神的な面でマイナスに転じます。

 

私たちが、先に起こるであろう問題を事前に伝えておかないと、スタッフはこんな心境になります。

 

『なんで、こんなにしんどいんだろ…。社会人で仕事するのはこんなにしんどいのか…。今の段階でこんなにしんどいんだっらこの先どうなるのか?』

 

『もう、こんなにしんどいの続ける自信がない!楽しくて自由だった学生時代に戻りたい!』

 

『やっぱり、この仕事を選んだのは失敗だったかも…。フリーターの仲間はあんなに楽しそうにしているのに羨ましい…』

 

みたいな感じです。

 

逆に、事前に伝えておくと、本当に身体がしんどくなった時、私たちが事前に何度か言っていた言葉を思い出してくれ、こんな心境になってもらえます。

 

『はぁ~。しんどい。最近身体の疲れが全然とれない…。これって村上さんが言ってたやつだな…。本当にひどくなったらマネージャーに相談しよう…。(と考えながら遊ぶのを控える)』

 

その後、1か月後くらいにフォローアップ研修や面談を実施して、『どう?体調大丈夫か?』などと優しく接してあげながらマインド面のケアーをしてあげる。

 

起こりそうな心境の変化を事前に想定して、先回りして伝えることで、スタッフの安心感が全然違います。

そして、それに伴って心の傷に深さや、やる気の低下は最小限に防ぐことが可能です。

 

これを事前に伝えておかず、本当に体調がしんどくなって、精神的にしんどくなった後で伝えても効果はあまりありません。

既に、スタッフの心の中には『もう、こんなしんどいの嫌だ…。辞めたい…』という気持ちが発生してからでは、上司のフォローの言葉は単なる引き留めの言葉に感じてしまう場合があるからです。

 

ましてや、先に親に相談されて『そんなにしんどいのなら辞めてもいいんじゃないの…』なんて甘いささやきを受けてからでは逆転は非常に難しくなります。

 

コンサルタントとして、活躍されている和仁達也さんからこんな言葉を教えて頂きました。

 

『先に言えば説明。後で言えば言い訳』

 

同じ言葉を伝えるにしても、物事が起こる前に伝えるのと、起こった後で伝えるのとでは全く相手の印象が異なります。

 

経験値の浅い、スタッフは目の前に起こるマイナスの出来事に対する耐性が低く、不安に陥る可能性も非常に高いです。

ですから、その不安を最小限にとどめるためにも、リーダーは起こり得る問題があれば、事前に伝えてあげておくと、落ち着いて対処できるので是非活用して下さいね!!

 

 

どくしゃになってね!

 

 

 

 

 

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