人を育てる上で、『ほめる』ことが凄く大事だっていうことは分かった。
でも…。
『どこ、または何をほめたら良いのか分からない』っていう、疑問をお持ちのあなたに贈る『何をほめたらいいの？』シリーズの第2弾です。
ちなみに、『何をほめたらいいの？』はこちら↓
http://ameblo.jp/team-builder/entry-12172612669.html
今日のテーマは
『他者に貢献している点を見つけてほめる』ということです。
人間は、誰かの役に立ちたい。という欲求を強く持っています。
そして、自分が『誰かの役に立てた！』、『ありがとう』って言われたという風に、人に喜んでもらえたと実感できた時、非常にやる気がアップします。
この状況を、『自己重要感』が満たさせる。といい、人間のモチベーションややる気に大きな影響を与えます。
そんな、人間の心の欲求を満たしてあげるために重要なことは、あなたのスタッフが『誰かの役に立つ行動』、『または人に喜んでもらえるような行動』をおこなった時、すぐに事実を言葉で伝えてほめてあげるということです。
ちなみに…私の『ほめる』というのは、辞書の『ほめる』という意味とは少し違います。相手の自己重要感が高まる様な『ほめる』・『ねぎらいの言葉を伝える』・『感謝を伝える』などという意味で使っていますので、『ありがとう』と伝えるのも私の中では『ほめる』に含めています。
では、具体的に『他者に貢献している点を見つけてほめる』という点はどういうシーンがあるかというと、例えば…。
・洗い物、トイレ掃除など人が嫌がりそうな仕事を率先して丁寧にやってくれている。
・みんなが仕事しやすいように、職場の整理整頓をやってくれている。
・後輩に対して、丁寧に分かりやすく指導してくれている。
・後輩の相談にものってあげるなど、精神的なフォローをしてくれている。
・先輩や上司の手伝いを率先してやってくれている。
・お客様の要望に快く応じてあげている。
・お客様に目配り・気配りが出来ていて、お客様が望むことを先回りしてやってあげている。
そんなスタッフの行動に対して…
・いつも、掃除を丁寧にやってくれて本当にありがとう。○○さんがいつも率先してやってくれているから助かってるよ。
・自分のことだけでなく、後輩にも丁寧に仕事を教えてくれてありがとうね。
・○○さんが後輩のフォローをしてくれているから、後輩の子も安心して働けるお店になっていると思うよ。
・いつも○○さんが、『何か手伝いことないですか？』って言ってくれるから本当に助かる！
本当に○○さんがいないと困るわ。
などなど…。
どんな小さなことでも構いません。それが『事実』であれば、しっかりと言葉にして伝えてあげること。
あなたにとって、『こんな小さなことで…。わざわざ言わなくても…』と思うようなことでも、言われた方はそれが事実であれば、嬉しいものです。
是非、部下の『誰かの役に立ちたい』、『誰かから必要とされたい』という心の欲求をあなたの言葉で満たしてあげて下さい。
例え小さくても、『自分が人の役に立てている』、『私は人の役に立てる存在だ』という成功体験の積み重ねがやがて大きな自信につながり、その結果リーダーのあなたもビックリするくらいイキイキ働き出すに違いありません。
※3～10店舗の飲食店などのサービス業を展開する会社でさらに今後10店舗～20店舗に拡大していきたい！という成長意欲の高い会社の店長教育・社員、アルバイト教育。
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