店舗人材サポート | 組織の利益とモチベーションをアップさせる人材育成・チームビルディング

【毎日更新ブログ　　1628日目】

こんにちは。

サービス業で店舗展開を目指す

成長意欲の高い経営者様の

外部の右腕として、

ご支援先のビジョン実現を

『人（育成・チーム作り）』の面で

サポートする村上俊洋です。

私が前職で仕事をしていた時に、今でも
覚えている嬉しかったことの１つに…

『社長に名前を呼んでもらった瞬間』

というのがあります。

当時の会社は、全盛期に比べてまだまだ小さな
会社でしたが、それでも社員が500人程度いました。

ですから、社長も課長クラスや毎日の様に顔を
合わせる社員でなければ、社員1人1人の名前を
呼ぶことは難しい状況でした。

私が店長になりたての頃も、社長と話す機会が
あったとしても、社長が私を呼ぶときは…

『君は…』

でした。

それが、実績を出し何度か表彰される様になり、
会社にとって重要な店舗の店長を任される様に
なった頃

ふと、会議の休憩時間の雑談中に…

『村上、店の状況はどうだ？色々大変だと
思うけど、頼むぞ！』

と名前を呼んで一声かけてくれたんです。

それが、私にとって非常に嬉しくて一気に
やる気が高まったのと…

雲の上の人だった社長との距離感が急に
縮まった気がして、

『もっと社長に認めてもらいたい！』

という気持ちになった記憶があります。

みなさんも、これまでの人生の中で
尊敬する人から名前で呼んでもらうことで
なんだか認められた様な気がして、
嬉しくなった経験はありませんか？

『人は自分の存在を認めてもらいたい』

という欲求をもっていることは勉強熱心な
みなさんであれば一度や二度は聞かれたことが
あるんじゃないでしょうか？

目の前の人に自分の存在を認めてもらえた。

また、自分が尊重されていると感じると、
安心感が湧いたり、やる気が増してくるものです。

そして、それは相手との関係性においても

『相手をどう呼ぶか？』

でも大きな変化があるのです。

確か、2014年だったと思いますが化粧品メーカーの
株式会社ポーラが『Call Her Name』という
実験を行ないました。

みなさんはご存知でしょうか？
（一番最後に動画のURLをはっておきますね）

これは、社会の中で、妻・母・会社でのポジションなど
様々な役割を背負って生きている女性たちの
『美しさの本能』を呼び覚まそうというチャレンジで

ポーラは、まず誰もが持っている名前（ファーストネーム）
に注目しました。

日本の女性は、結婚して母親になると、名前ではなく
『お母さん』や『ママ』などの呼称で呼ばれる様になる
人が77％に上るそうです（※ポーラ調べ）

そこで、ポーラは普段ファーストネームで呼ばれて
いない母親に、再びだんなさんが名前で呼ぶことで、
彼女たちに眠る『美しさの本能』を呼び覚ますことが
できるのではないか？

という仮説を立て、19名の方を対象に実験を
行ないどのような変化が出たのか？を科学的に
検証しました。

すると、実験の結果…

愛情ホルモンと呼ばれるオキシトシンの濃度が
被験者女性たちの体内で平均15.9％増加。

また、だんな様ではなく初対面の人間による
呼びかけでもオキシトシンの濃度が増加した
とのことです。

ちなみに、オキシトシンは愛情ホルモンの
他にも

・幸せホルモン

・信頼ホルモン

・絆ホルモン

・癒しホルモン

などとも呼ばれています。

さらに、ストレスホルモンと呼ばれる
コルチゾールが減少することが分かったと。

相手のことを『君』、『お前』、『役割』などで
呼ぶか？

『名前』で呼ぶか？

ほんの小さなことかも知れませんが、
相手を名前で呼ぶだけで関係性が変わり
相手の心の状態もアップする。

さらに、奥様も美しくなる！！

人はみんな本能的に自分の名前を大事に
していますからね。

こちらも名前を大事にしてあげることが、
相手自身を大事にしてあげることにつながる
んだと改めて感じました。

今日は、土曜日でお仕事が休みでご夫婦で
一緒にいる機会がある方も多いかと思います。

普段、名前で呼んでいないご主人様は
一度、結婚前の名前で奥様のことを呼んで
みてはいかがでしょうか？

もし、名前を呼んだあと照れ臭かったら
『ポーラの実験の話』をメルマガで
読んだから…と言い訳にしてくださいね(笑)
『Call Her Name』動画（※音が出ます）

株式会社店舗人材サポート

（大阪　淀屋橋）

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