こんにちは村上です。
私が昔、業績が芳しくない地方店舗に転勤をしながら意識していたこと。
それは、赴任3ヵ月以内で結果を出すこと。
でした。
達成感を味わっていない店舗のスタッフにきれいごとを言っても本気の信頼感は得られませんし、業績アップにもつながりません。
負け癖のついているスタッフ達は、『この地方は〇○だから…』、『この店舗を取り巻く環境は〇○だから…』などできない言い訳をしながら、自分達のやっていることを正当化してしまう癖がついています。
そんな状態に同調して波風を立てないようにしていては、業績は上がらない所か、自分自身もエネルギーを失ってしまいます。
ですから、赴任してから3ヵ月以内に全精力を注いで結果を出すことに集中する。
ここにエネルギーを注ぎました。
スタッフに同調してしまわずに…
・自分達がどんなお店にしたいのか?
・自分達がどんな風に認められたいのか?(会社やお客様から)
・自分達には達成できる可能性がある
という思いを全ての時間を使って、伝えまくり、業績アップにつながる具体的な行動をひたすら繰り返す。
とにかく、毎日数字をみんなで意識しながら、小さくても結果が出た時は全力で喜びながら、次のステップに向けてみんなで業績アップにつながる具体的な行動をまたまた繰り返す。
結果が出ない時は、みんなの前で本気で悔しがる。
※時には、こんな凄いメンバーでやれているのに、結果が出せずに周囲から認めてもらえない。お客様にみんなの良さが伝わらず契約に至っていないという事実が悔しくて仕方がないという態度を見せる。
※これまでのスタッフを否定するのではなく、スタッフの良さがお客様に伝わっていないのが悔しい。みんなの可能性が出しきれていないのが悔しい。ということを意識して伝える。
そんなことを繰り返していると、3か月後には月間の予算達成などが実現し、その自分達の手でつかんだ成功体験がみんなに大きな充実感を生み、そこに導いたリーダーに対しての信頼感が強まるようになります。(BtoBなどの営業のタイプによってはもう少し時間がかかる場合もありますが、3ヵ月も本気で取り組めば何らかの数字に変化が現れることも多いです。)
リーダーに必要な能力は、『強力な目標達成意識』です。
スタッフの力を伸ばし、チームの業績を達成に導き、スタッフに大きな達成感や自信を与えることができると、リーダーに対する信頼は確実に強まります。
まずは、リーダーが覚悟を決め、目標達成を本気で目指す。
そして、業績アップに向けてやるべきことを具体的に実行する。
結果として、スタッフに成功体験を積ませ、お店全体の成功体験に結びつける。
そうすると、ビックリするくらいに3ヵ月で、スタッフは自分達に自信や誇りを感じて勝ち癖がつくようになります。
営業や数字の世界は正直で公平です。
結果を出さないと、いくらきれいごとをいっても誰も認めてくれませんし、信頼も得られません。
でも、反対にみんなで結果を出し、成功体験をたくさん積み上げることができれば、信頼を得ることもできるし、周りからの評価もアップします。
今、業績が良くなくスタッフの成長度もイマイチと感じるリーダーは、小手先のことをやったり表面上の差しさわりのない話をするのではなく、本気で業績達成する店舗。理想のお店を実現する店舗を目指して先頭に立ち、具体的な行動を繰り返しましょう。
良い結果を出すと、自分だけでなくスタッフにも大きな成功体験となり、リーダーに対する信頼感も生まれます。自分達のお店に対してのプライドも芽生えます。
まずは、最初の立て直しの際などは大変かも知れませんが、気持ちを強く持って、業績アップに向けた具体的な行動をたくさん繰り返しましょう。
赴任して、既に3ヵ月どころか長い年月が経ってしまっている場合。業績を立て直す際には、
リーダー自身が改めて心を入れ替え、これから本気で良いお店にし、業績達成を目指したい。ということを正直に宣言することも有効だと思います。