こんにちは。サービス業で店舗展開を目指す成長意欲の高い経営者様の『外部の右腕』として、ご支援先のビジョン実現を『人(育成・チーム作り)』の面でサポートする村上 俊洋です。
有言実行
これって、部下から信頼を得る為には非常に重要です。
リーダーって、働く環境を良くしていきたいと思っているし、がんばってくれているスタッフには何とか喜んでもらいたい!または頑張りに報いたいって思っているものです。
そして、自分の会社やお店をより良くしていきたい!!そんな気持ちが強い。
だからこそ、ミーティングや会議の場で『良かれと思っての企画や構想』をみんなの前で色々発表することがあります。
みんなに発表する段階で、具体的な企画内容になっていたり、スケジュール化されていれば良いのですが、私の失敗体験で言えば、思いついたことを部下の前で口走ってしまい、良かれと思って、口走ったアイデアが企画倒れに終わったり、実現しないまま放置されることが…。
そんなことが、1回だけでなく何度も何度も積み重なっていくと、部下は徐々にこんな気持ちになります。
・『もう、村上さんの話は口ばっかりやからなぁ~』
・『どうせまた口ばっかりだから、あてにしない方が良いよ』
・『あとでがっかりするだけだから、出来ないことは言わない方がいいのに…』
と、私は部下に思われていた時がありました(涙)
言い訳ではありませんが、心の中では嘘ではなかったんですよ…。
人不足の中、必死に頑張ってくれている部下に何とか光を見せたかったというか…。
でも、そんなことが度重なると、私の発言に対しての部下の信頼度が大きく損なわれてきたことがあったんですよね…。
どうせ、口ばっかりや…。
どうせ、やった所でムダ…。
そんな感じで、組織全体の士気が高まらなくなってしまいました。
私は、イソップ童話の『オオカミと少年』のお話の様になってしまっていたのかも知れません…。
こんな状態が続いていては、私が『会社を将来どんな風にしていきたい!』、『働く人にとってこんな会社にしていきたい!!』と素晴らしいことを言った所でスタッフはシラケてしまい、ビジョン実現に向けて勢いがつきません。
ですから、やっぱり会議で発言したことや良かれと思って口走ったことは、『約束』という強い認識をもって、小さなことでも良いので全力で実現に向けて取組み、『約束を実現させた』という信頼の積み重ねが必要だなって思います。
言った方よりも、言われた方が強く印象に残っています。
約束は破った方よりも、破られた方が、強く記憶に残っています。
もちろん、何度も言いますが、私も悪気があっての話しではなく(言い訳がましいですね…)良かれと思ってのことだし、本気は本気だったんですよ!!
でも、結果として自分が発言したことが実現していかないと、結果的に部下の信頼は失います。
ですから、私の失敗体験を踏み台にして頂いて、リーダーは部下との約束の重みを理解して、小さな約束も絶対に実現に向けて取り組み、信頼を積み重ねて頂ければと思います。
それが、会社のビジョンに向かって、みんなが全力で邁進することにつながると…。
でも、なかにはどうしても状況が変わって実現が難しくなった時や、思ったよりも実現させる為に時間がかかりそうなこともあったりしますよね。
そんな時はどうするか?
会議やミーティングの場で、正直に状況をお伝えし、時間はかかるけど実現させたい気持ちがあることや、実現のためにスタッフからアイデアを出してもらうなどをすれば良いと思います。
リーダーが、自分が発した約束を真剣に守ろうという姿勢が伝われば、部下も気持ちを汲み取ってくれるし、正直なリーダーには協力して実現させようというサポートの気持ちが芽生えるはずです。
(教訓)
リーダーは会議やミーティングで口走った約束の重みを知る。