今日、久しぶりに認知症の母親を預かって頂いている病院にお見舞いに行ってきました。
母親は、83歳で3年前くらいから認知症の症状が悪化し、最初の2年間はなんとか自宅でヘルパーさんやケアマネージャーさんの暖かいサポートを受けながら介護をし、仕事もしていたのですが、遂にギブアップしてしまい、今は病院に預かって頂いています。
そして、現在出張が非常に多いので月に2日程度しかお見舞いに行けていないことを心苦しく思いながら仕事に集中させて頂いています。
ところで、この1年か2年で私自身、強烈に自分自身に対する成長意欲が強くなった気がします。
理由は、自分の親が認知症になって老いていく姿を強烈に目の当たりにしたのと、母親の病院に預けられている同じく認知症の方々の姿を見て、15年後あるいは20年後、自分もそうなっているかも知れない…。という何とも言えない現実を突き付けられたのと同時に、『このまま、認知症になったり、死んだりするのは絶対に嫌だ！！』と強く思ったのが理由です。
死ぬ前に、もっともっと自分でやりたいと思ったことをやりたい。
認知症になる前に、もっともっと自分の可能性にたくさん挑戦して充実感を得たい…。
きっかけは、前向きな理由ではないかも知れませんが、自分にとっては『たった一度の人生なんだから、もっと可能性に挑戦してみたい！』と思わせて頂ける大きなきっかけであったことには間違いありません。
私は、まだまだ使命感という立派なものに突き動かされているというレベルではありませんが、自分の将来の現実を目の当たりにした上で芽生えた強い成長欲求によって動かされています。
でも…。こんな話は、正直若い人に言っても何の実感もないと思います。
『たった一度きりの人生なんだから、大事に生きろよ！！』なんて、私が10代や20代の頃に言われても何の実感も無かったですし…。
でも、40代後半になってやっと、人生もっと時間を大切にしてに生きたいな。せっかく生まれたんだから色んなことに挑戦して、とにかく充実したものにしていきたいなっていう気持ちが非常に溢れています。
私が、若い人や後輩に出来ることと言えば、『人生あっという間なんだから…』という話よりも、今、とことん自分の可能性を信じて挑戦し、成長し続ける姿を楽しそうに見て頂くことかな？って思います。
そして、自分の目の前の人の可能性をその人以上に信じ抜くこと。
少なからず、50歳手前になっている人間が、まだまだ自分の可能性を信じて色んなことにチャレンジしている姿を見せれば、出会った人の10人に1人か2人は影響を受けて、自分の可能性を信じて挑戦する人たちが出てこないかな？
って思います。
母親って本当にありがたいなって思うのは、最近は月に2回程度しかお見舞いに行けていないので、本当は寂しいだろうし不自由なこともいっぱいあるはずなのに、私が見舞いにいくと、喜んでくれた後に、一言『ちゃんと仕事はあるのか？本当にお金は大丈夫なのか？』と心配してくれます。
そして、『出張が多いからあんまり来れなくてごめん』というとすぐに『気にせずもっともっとがんばりなさい！！』と言ってくれます…。
40歳過ぎまで、母親との会話も殆どなく、関係もうまくいっているとは言えない方だったのですが、こういう会話を交わしていると、自分の可能性をしっかりと信じて大事に生きないと、親に申し訳ないなって心から思えてきます。
私が教えて頂いた言葉で大好きな言葉があります。
それは…
大人こそ、可能性は無限！！
お金も時間も自由にならない。意思決定の権限もあまりない子どもに比べたら、大人の方がもっともっと自分で自分の可能性を発揮するチャンスがありますよ。ということです。
私と同じ、あなたにも可能性がたっぷりあります。
まずは、部下の可能性を信じる前に、自分の可能性を信じてとことん挑戦してみませんか？
ビール飲み過ぎで、脳細胞が死に過ぎてて記憶力が低下しまくっている。。。と嘆いていた私が先日A4 26ページの暗記をクリアーし、『まだまだ自分はやればできる！！』と可能性に気づけたくらいです！
きっと、まずあなた自身の可能性を信じることができたら、それを実現するための方法がたくさん浮かぶのではないでしょうか？
このブログの読者の方とは共に成長していきたいと思います！！みんなでがんばりましょう！！
