こんにちは。
居酒屋などのサービス業専門のコンサルタント。 店舗人材活性人の村上俊洋です。
今日は、去るもの追わずシリーズ第二弾です。
スタッフが実際に退職を決意して申し出てきたときは、余程のことがないと引きとめは難しいですよね。
だから、スタッフが会社やお店を「去る決意」をしないようにすることが大切。
では、私はどういうことをしていたのかっていうことですが、色々ある中で今日は1つだけご紹介します。
去る決意をしないようにする努力…
それは…
『ねぎらう』ことです。
『ほめる』のではありません。 『ねぎらう』のです。
なんだか『ほめる』っていうのは、良い結果を出したときだけっていう感じがしませんか?
そうではなくて、スタッフの努力・行動・心配りなどについてねぎらうのです。
例えば、試験期間にも関わらず頑張ってアルバイトに来てくれてる大学生の山下くんに対して…
『山下くん。試験勉強大丈夫? ほんま試験勉強だけでも大変やと思うのに、休まずに出勤してくれてありがとうな。山下くんのおかげでお店のシフト組むのに苦労せずに済んでるねん。ほんまにありがとう。めっちゃ助かってる。』
レベルの高い店長や経営者はよくこんな言葉を口にします。
『当たり前のことを当たり前にやるのがプロなんや』って。
でも、あなたがどんなにがんばっても、上司から『仕事やねんから(給料もらってんねんから)やって当たり前』って言われたらちょっとやる気が失せませんか?
私は失せます。
もし、主婦の方がご主人から『専業主婦やねんから料理をつくって当たり前やろっ』って言われたら気持ち冷めませんか???『おかずが一品へりませんか???』もしかしたら毒をもったりして(汗)
上司と部下も一緒。この『ねぎらい』のなさが、積もり積もって見切りをつけられ原因になるんですよね…。
上司のねぎらいの言葉によって、部下は上司のために一生懸命に頑張ろうとする。
その結果、当たり前のことが当たり前にできるようになる…。
人は自分の存在を認めてもらえる。感謝してもらえる。っていうのが何よりの心のご褒美ですからね。
結果がでるまでまって『ほめる』のではなく、『ねぎらい』を意識しましょうね。
あなたの部下に対する『ねぎらい』の言葉によってお店はプラスの空気でいっぱいになりますよ!