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【毎日更新ブログ  　　887日目】

こんにちは。

 

サービス業で店舗展開を目指す

成長意欲の高い経営者様の

外部の右腕として、

 

ご支援先のビジョン実現を

『人（育成・チーム作り）』の面で

サポートする村上 俊洋です。

 

 

今夜、22時過ぎから家で晩御飯を

食べようと思って、テレビをつけたら

土曜プレミアム「目撃！超逆転スクープ2」

という番組が放送されていました。


私が観た場面は番組後半の…

 

2000年6月ブラジル・リオデジャネイロで

発生し、ブラジル全土に生中継された「バスジャック

犯人と乗客の救出作戦に挑んだ警察の特殊部隊」

のテーマ

 

21歳の犯人が乗客11人を人質に拳銃をもって

何時間もバスに立てこもっていたのですが…


午後6時までに犯人が警察に要求する散弾銃や

ライフルをもってこなければ、乗客を射殺すると

乗客の女性に銃を突きつけ大声で訴えて

いました。

 

 

時々、犯人は何かを訴えかける際に

頭をバスの窓から出すのですが…

 

特殊部隊は、ブラジル中に生中継で

テレビ放送されているのに、犯人を

射殺して頭が吹き飛ぶシーンを見せる

訳にはいかないということで、ずっと

両者はにらみ合い…

 

 

いよいよ、犯人の設定するタイムリミットが

迫り、

 

乗客の命が危ないという状況になり、

 

人質の女性の1人のお父さんが心配で

頭を抱えている映像を見て、

 

私はテレビを見ながらご飯を食べるのも

ストップし

 

 

『早く射殺しないと人質の命が危ない…』

 

 

『警察は何をやっているんだ！！

テレビ中継もストップするなどの対策を

行って、犯人を射殺しないと、事件は

最悪の事態になってしまう…』

 

と感情が高ぶっていました…

 

 

しかし、あることがきっかけで

私の犯人に対する心境が大きく

変わり始めたのです…

 

 

それは…

 

 

犯人が生まれ育った状況や

反抗に至った原因を知った時…

 

犯人はブラジルのスラム街で

生まれ、直後に父親が蒸発…

 

5歳の時、母親が目の前で暴漢に

襲われ殺されるところを目の当たりに

し、トラウマを抱えてしまったこと。

 

その後、1人で生きるために

リオデジャネイロの教会の前で

ストリートチルドレンとして

生活していた状況や

 

ストリートチルドレンの置かれている

状況を知り


さらに、今回犯行に至ったきっかけが、

前日に仲間のストリートチルドレン8人を

警察官が射殺したことがきっかけで

 

世の中に何かを訴えかけたかったということが

犯行の動機である。とボランティアで

ストリートチルドレンに語学を教えていた先生が

語っているシーンを見た時…


そして、人質の乗客に対してだけは

『決して殺さない』ということを

約束し、乗客も犯人に協力している

状況を知った時…

 

 

あれだけ、『早く犯人を射殺しろ！』

と思っていた感情が、

 

『射殺せずに捕まえて欲しい』

という風に大きく変化していったのです…

 

 

犯人の行動はいかなる理由があろうが

決して許されるものではありませんが…

 

 

その人の考えや、問題行動を起こす原因を

知ることができると…

 

 

単に相手のことを攻撃的に否定する

という気持ちが薄れてくる感覚に

襲われました。

 

 

仕事においても、コミュニケーションが

不十分な人に対し、その人が思い通りに

動いてくれなかったりすると…

 

『あいつは、ダメだ！』

 

という風に、相手のことを知ろうと

するステップを飛ばして、ダメだし

否定をしてしまうことがありますが…

 

 

やっぱり、お互いのことを理解しあうという

ステップを踏むことで感情が落ち着き

建設的な話し合いもできるんじゃないのかな？と…

 

 

もちろん、何度も何度も話し合いの

時間を設けて、コミュニケーションを

図っているのに、問題を起こしてしまう

というスタッフがいることも事実ですが

 

 

多くのケースは、お互いのコミュニケーション

不足によるものが多いのではないでしょうか？

 

 

 

相手のことを理解しようとせずに

いきなり相手をダメだと決めつけ

否定したり攻撃的になっている

ということはありませんか？