【毎日更新ブログ 1339日目】
こんにちは。
サービス業で店舗展開を目指す
成長意欲の高い経営者様の
外部の右腕として、
ご支援先のビジョン実現を
『人(育成・チーム作り)』の面で
サポートする村上 俊洋です。
前職時代の話です。
当時、私は多店舗展開している
サービス業の営業スタッフとして
入社2年目を終える頃でした。
入社後、私はずっと上司に恵まれて
いたのですが、
特に元銀行員の経験がある、
当時の男性のエリアマネージャーには
本当に可愛がって頂きました。
自部門の中で男が少なかったという
のもあるかも知れませんが、仕事が
終わると頻繁に飲みに誘って頂いて…
社会人としての常識や、モノの考え方。
他の会社の話。
大人としての楽しいお酒の飲み方。
飲み会の席でのマナーや気配り。
仕事力の高め方。
など、色々教わりました。
今、振り返ると私が外食が好きに
なったのも…
自分の部下やスタッフたちとの
飲みにケーションが好きになった
のも…
この、尊敬する上司のおかげかも
知れません。
そんな上司と話していて一番
楽しくてワクワクした話題が
会社のビジョンを通じて、自分たちが
いかに成長できるのか?
または、やりがいのある大きな仕事が
できるのか?という話でした。
当時の会社の規模は小さく、
待遇自体は整っていません
でしたが…
私は、社長やこの尊敬する上司と
一緒に仕事をすることが楽しくて
仕方がなかったのです。
そして…
『早く村上も店長になれよ!!』
という期待の言葉をかけて頂く
ことが多く、私自身も当然
店長になりたいし、なれると
思っていたのです。
そうして、月日が流れて
ある時、自部門に新規オープンの
お店ができる計画を聞きました。
自部門では営業成績がそこそこ。
そして、社歴的にも次は私の順番
かな?と思えるような立場。
また、後輩指導なども得意であった
ために、私は密かに心の中で…
『次の店長は俺の番だな…』
と思ってしまったんです。
本来なら、さらに気合いを入れて
頑張らないといけないところを
油断したのか?性格なのか?
なんと、安心してノンビリして
しまったんですよね…。
それでも、私より先輩はいないし…
成績も悪い方では無いし…
そして、何より上司に可愛がって
もらってる(アホ)!!!!!!
という理由で、私は次の店長に
なることは信じて疑いませんでした。
そしてある夜、その上司に飲みに
誘って頂き、仕事の話をしている時
に、こんなことを言われたのです。
『村上…。言っとくけど店長は
順番でなるもんじゃないからな!』
『もちろん、私や社長との
信頼関係があるのは大事だけど…』
『ハッキリいって、今のお前の
営業成績では、店長は無理』
『1年下のT山さん(女性)に
お前抜かれるぞ、というか
負けてるぞ!!』
ということで、『お前が店長に
なれると勘違いしてたらアカンから
先に言っておこうと思ってな…』と
言われました。
悔しかったら、『俺とお前が
仲が良いから店長になった』と
周りに言わせるのではなく…
『誰が見ても次の店長は村上しか
いない!』と周りに言わせる力を
つけてみろ!!
と…
私は悔しいというよりも、
甘えていた自分に対してすごく
恥ずかしい気持ちになったのですが
その上司にこういう質問をしました。
『じゃあ、どういう基準をクリアしたら
僕は店長として認めてもらえるんで
しょうか?』と。
上司は、具体的な営業目標数字
や、後輩指導実績などの基準を伝えて
くれたのです。
そして、何よりも他店舗にもヘルプに
行きまくって、全店長から『村上が
来たら、達成できる!』と言わせて
みろ!!と…。
それから、私は真剣に営業成績アップに
打ち込み、上司も常に私の営業成績を
見守ってくれ…
結果的に、当時の自部門の店長会議
の中で店長のみなさんから推薦頂く
形で店長になることができ、みなさん
から祝福して頂きました。
その後…
店長として、あり得ないくらいの
大失敗や悩みを抱えながら苦しんだ
ものの…
与えられた基準をクリアして
自分の実力で店長の座を勝ち取った!!
という達成感と自信は目の前の壁を
乗り越える大きな原動力になったのです。
店長は、与えられたお店の中では
社長の代わりとなる存在です。
店長に実力がなければ、お店は
目標達成できませんし
店長の能力が低すぎれば
部下もレベルアップできません…
それなのに、なぜ私は実力ではなく
順番で店長になれると思っていたので
しょうか?
そして、実力もないのに、順番で
店長になったら、周りのやる気がある
メンバーの士気が下がるという当たり前の
考えが浮かばなかったのでしょうか?
若さですかね…(苦笑)
人不足の時代、なかなか店長候補を
見つけ、育てることは簡単では
ありませんが
実力がないのに順番で店長に
させている会社はやがて
先細りしていきます。
店長にするには、基準を与えて
しっかりとクリアする様に指導し、
勝ち取るチャレンジをさせること。
これが、本人のためだけでなく、
会社のレベルやメンバーの
士気を向上させていくうえで非常に
大事です!!
あなたの会社がさらに発展し続ける
ために…
店長になった本人が後々苦しまない
様に…
店長の基準を設けて、クリアさせる
経験を与えましょう。
そして、当然ですが経営者は
店長の基準を明確に示せるか?が
大事です。
あなたの会社の店長になる
基準は何ですか?
それは、店長候補のスタッフ
にも伝わっているでしょうか?
(もちろん、基準をクリアしても店長になれるとは
限りませんが、明確な基準は必要です)
株式会社店舗人材サポート
(大阪 淀屋橋)
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元サービス業47店舗の統括マネージャーとして、スタッフ人以上の育成経験をもつ私が、自身の20年間の成功体験・失敗体験を中心に『人材育成やチーム作り』に役立つ情報をお届けする内容です。
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