【毎日更新ブログ 1090日目】
こんにちは。
サービス業で店舗展開を目指す
成長意欲の高い経営者様の
外部の右腕として、
ご支援先のビジョン実現を
『人（育成・チーム作り）』の面で
サポートする村上 俊洋です。
一昨日の記事でスタッフ達に会社や
お店運営に積極的に関わってもらう
ためには、
『スタッフの意見や提案にも
耳を傾けましょう』
という内容を書きました。
しかし、質問の仕方を間違えると
せっかくの提案の場が台無しになったり
意見が全く出ない時もあるので
昔、私の会社の某リーダーが失敗した
エピソードを添えながら効果的な
質問方法を少しご紹介させて頂きたいと
思います。
私の昔の会社で同僚だった某リーダーが
組織風土の悪い自分の部門を何とか
したくて、ある時スタッフ10人ほどを
集めてミーティングを行った時の話です。
某リーダーが『うちの部門は今、業績
だけでなく、人間関係も良くない。』
『私としては何とか改善していきたいと
思っているから、この際悪い点を
どんどん正直に聞かせて欲しい！』
と聞いたんですよね…
すると、どうなったか？というと
あなたも想像がつくと思いますが…
会社や部門の不平不満や一緒に
働くリーダーや仲間に向けた不満が
出るわ出るわ…
結局、良かれと思って実施した
ミーティングは、今でいう『大炎上』
に終わり
参加したスタッフ達も、『自部門や
会社の欠点』が明確になり、
『私たちが結果を出せないのは会社や
自部門の環境が悪いせいだ！！』という
最悪の結果になってしまいました…
その某リーダーは、一旦組織の悪い
うみを出しきって、みんなで改善に
向かわせたいと思った様ですが…
完全に逆効果の結果となり、本当に
可愛そうなくらいにショックを受けて
いました…
人間は投げかけられる質問の仕方１つで、
導き出される答えやアイデアに
大きな影響を与えます。
しかも、人間は『プラスの面』よりも
『マイナスの面』に強い印象が残る
ので…
『会社や自部門の悪い点はないですか？』
と質問されれば、どんどん悪い点がクローズ
アップされ意見がでるという訳です。
さらに、問題なのはそのミーティングに
参加したスタッフ達は、リーダーに対して
悪い点をきちんと伝えたのに、リーダーは
何も改善してくれない…というリーダー不信
にまで発展してしまったんですよね…
その某リーダーの可愛そうな失敗経験を
聞きながら、私はこんな風に思いました。
『不満』を聞くのではなく、『建設的な提案』
をしてもらえるような質問を心がけようと…
例えば…
『今の人員で残業時間を少なくする
ために、何か工夫できることや良い
アイデアはありませんか？』
『今のメンバーのチームワークや
人間関係をさらによくするために、
何か良いアイデアがあれば教えて
下さい。』
などなど…
そして、私はその提案に対して
『その提案を実現するために
あなたがチームの一員として
何かできることはありますか？』
と質問し考えてもらうことが
良くあります。
改善すべき内容は同じであっても
ただ単に『不満』をきくのではなく
『建設的な提案』をさせることで
出てくるアイデアの質も変わりますし
意見を出したら『問題解決はリーダーの
仕事でしょ？』という姿勢ではなく
『チームみんなで問題解決に向けて
力を合わせていく』という責任をもって
もらう狙いもあるからです…
あなたは、きっと私の昔の同僚の
様な失敗はないかと思いますが…
良かれと思って取り組んだことが
結果的に逆効果になり、あなたが
苦しむ姿はみたくないので参考までに…
もし、あなたの部下のリーダーで
突っ走って失敗するタイプの人が
いたら是非教えてあげて下さいね！！
株式会社店舗人材サポート
（大阪 淀屋橋）
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元サービス業47店舗の統括マネージャーとして、スタッフ人以上の育成経験をもつ私が、自身の20年間の成功体験・失敗体験を中心に『人材育成やチーム作り』に役立つ情報をお届けする内容です。
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