組織の利益とモチベーションをアップさせる 人材育成・チームビルディング

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部下の不満を聞いてはいけない

【毎日更新ブログ    1326日目】

こんにちは。

 

サービス業で店舗展開を目指す

成長意欲の高い経営者様の

外部の右腕として、

 

ご支援先のビジョン実現を

『人(育成・チーム作り)』の面で

サポートする村上 俊洋です。

 

 

今日は、過去のブログの内容を

一部補足・修正して書いています。

 

 

というのも、昨夜、某ご支援先の

管理職会議にて出た議題に対して

私がアドバイスを行った内容ですが…

 

 

非常に大切なポイントですので、

改めてあなたに共有したいと

思ったからです。

 

 

 

『上司と部下の信頼関係を築くためには、

上司は部下の話にしっかりと耳を傾ける

ことです。』

 

 

『上司のみなさん、部下の話を

ききましょう!!』

 

 

これは、人材育成の本やセミナーで

もよく聞く話ですね。

 

 

確かに、部下の話に耳を傾けることは、

部下としても自分を認めてもらえている

と感じる行為であり上司と部下の信頼関係を

築く上では非常に大切です。

 

 

また、普段の雑談だけでなく、

個人面談などでも上司が一方的に

話をするのではなく、部下の考えに

耳を傾けることは凄く大切で効果的です。

 

 

でも…。

 

 

私の約30年間の人材育成の経験上

1つだけ注意して頂きたいことがあり

ます。

 

 

それは…

 

 

部下の話を聞きましょう。と

言っても…

 

 

『部下の不満を聞いてはいけない!!』


ということです。

 

 

ちょっと極端な言い方なので

より、正確にお伝えすると…

 

『部下の不満を無理やり

引き出してはいけない』

 

という意味です。

 

 

あなたは、

『部下の話をきく』

=『部下の不満をきく』

ということがメインになっていませんか?

 

 

『せっかくの機会だから言いたいことが

あったら何でも率直にいってね!!』

 

『なんか、仕事での不満や不安が

あったら何でも言ってね!!』

 

『何か仕事でしんどいことや

大変なことはない?』

 

なんて…。

 

『部下の話をきく』ということを

実行に移した時、あなたはいきなり

こんな質問の仕方になっていませんか?

 

 

もちろん、『何か困ったことない?』と

聞くこと自体がダメだという訳では

ありません。

 

 

しかし、いきなりこの質問の仕方を

するのは非常に危険です。

 

 

なぜなら、部下の仕事や会社に対する

不満をどんどん引き出す質問だからです…。

 

 

ましてや、部下の本音を聞くために

アンケートを取ろう!なんて自殺行為です。

(どうしてもやるなら質問内容を相当吟味しないと危険です)

 

 

『○○さんとは一緒のシフトに入りたくない』

 

『忙しいのに人が足りない。

もっと人を増やして欲しい』

 

『休みが少ない』

 

『給料が安い』

 

 

部下にとっては、普段それほど

大きな問題だと気にしていなかった

ことでも、あなたが引き出すことに

よって不満を考え出し…

 

 

部下の口からは不満が泉の様に

湧き出てきます。

 

 

挙句の果てには、『だから売上目標を

達成できないんです!!』とか

 

『仕事がやりづらいんです…』いう

言い訳も…。

 

 

もし、あなたがリーダーとして

部下の不満に対して改善する自信がある。

 

 

または、部下が納得できるだけの明確な

回答が出来る自信があるのなら

不満を聞き出しても良いと思います。

(それでも、不満なんて聞き出せばいくらでも

湧き出てくるので、いつまで経っても不満が全て

解消されることなどありませんが…)

 

しかし、ひどい場合は、部下は

あなたに対して不満をしっかり

伝えたのだから、上司のあなたが

解決してくれる。

 

なんて大きな錯覚を起こし、最終的には

いつまでたっても不満を解消してくれない

あなたの責任にされてしまいます。

 

せっかく、部下とコミュニケーションを

図ろうとして、こんなマイナスな効果は

悲劇としかいいようがありません。

 

 

では、どうすれば良いのか?というと…

質問の仕方を部下に『提案』してもらうような

言い方に変えることです。

 

例えば

 

『お店の人間関係をもっとよくするためには

どうすれば良いかな?』

 

続けて『そのために○○さんは、

どうすれば良いと思う?(何ができる?)』

 

と具体的に聞いてあげることです。

 

 

また、あなたが部下からお店や仕事に対する

悩みや不満を打ち明けられたときは、

あなたがいきなり解決策を出すのではなく…

 

 

いったん、相手のいうことを受け止めた

上で…

 

 

部下に『あなたはどうすれば解決できると

思う?』と質問して考えてもらうのです。

 

 

ポイントは不満をきくことではなく、

問題の解決策を提案してもらうことに

焦点をあてること。

 

または、部下に受け身の姿勢では

なく、一緒に課題を解決するという

姿勢をもってもらうこと。

 

 

会社やお店を良くしていくのはリーダー

だけの仕事ではありません。

 

スタッフみんなで協力し合わなければ

自分たちが働きやすい環境など

できるはずがないのです。

 

 

ですから『部下の話をきく』ということが、

不満をきくのではなく…

 

仕事や職場環境の向上に向けて部下に

提案をしてもらう。

 

そして、課題を解決するために

一緒に考えて取り組む。という風に

なれば面談も効果的ですね。

 

 

やがて、自立した部下は自分で感じた不満を

自分で解消できる様になるでしょう。

 

 

かと言って、部下も頑張っている訳ですから、

あなたからねぎらいや感謝の気持ちを

普段からしっかりと伝えたうえで、

 

 

時間のある時には『愚痴を愚痴と割り切って

少しは聞いてあげる』ことも大切ですが…

 

 

とにかく、部下を自立させるためにも

上司やリーダーに相談したら全ての悩みや

問題を解決してくれるという勘違いを

させないことが大切です!

 

 

せっかくの部下との面談が、

部下の不満を引き出すだけで解決

出来ず、双方が暗い気持ちで

終わりませんように。

 


株式会社店舗人材サポート

(大阪 淀屋橋)

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元サービス業47店舗の統括マネージャーとして、スタッフ人以上の育成経験をもつ私が、自身の20年間の成功体験・失敗体験を中心に『人材育成やチーム作り』に役立つ情報をお届けする内容です。

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