【毎日更新ブログ  　　1381日目】

こんにちは。

 

サービス業で店舗展開を目指す

成長意欲の高い経営者様の

外部の右腕として、

 

ご支援先のビジョン実現を

『人（育成・チーム作り）』の面で

サポートする村上 俊洋です。

 

 

今、12年~13年前の記憶が鮮明に

蘇ってきています。

 

 

2007年10月

 

 

私が17年間勤めた会社が

倒産しました。

 

 

名もない会社に新卒として

入社した前後にバブル崩壊があり、

日々倒産の危機に直面しながらも

何とか生き延びた会社が

 

 

上場して売上1000億円規模になった

にも関わらず倒産したというのは

複雑な思いでした。

 

 

必死に働いてきたにも関わらず

会社が倒産してしまうという

脱力感や、

 

 

お客様や取引先、そして部下たちに

たくさんの迷惑をかけてしまった

ことへの罪悪感から

 

 

『もう2度と会社員にはなりたく

ないなぁ~。』

 

『1人で身軽に何かやりたいなぁ』

 

という逃げの気持ちから独立を

決意したものの

 

 

倒産前後に大きく体調を崩して

しまったこともあり、貯金を

使いながらゆっくり次に何を

するのか考えよう…としていました。

 

 

そして、人材育成に悩みすぎた結果

人に関わる仕事から離れようと、

ある法律系の資格を受けることに挑戦！

 

 

しかし、1年弱の間、自分なりに

必死に勉強したにも関わらず、

見事に落ちました（恥）

 

 

そして、試験に落ちる前後に

起こったのが…

 

確か、2008年9月頃の

リーマンショック。

 

 

私は貯金の大半を株や投資信託

などに預けていたので、なんと

一気に残高が6割も減り

 

 

収入が殆どなかった私は

暴落した状態の株を売って

生活するしか道はなく…

 

 

その結果、貯金がほぼ底を尽き、

数か月後には多額の借金生活に

突入してしまったのです。

 

 

その時、お金のありがたみや仕事が

なく収入が得られない怖さなどを

身に染みて実感しました。

 

 

その後も、毎晩恐怖感に襲われながらも

色んな方々にお世話になりながら

今、一旦は逃げようとした人材育成の

コンサルタントとして仕事をしています。

 

 

そして、今は好きな人に囲まれながら

大好きな人たちをサポートさせて

頂き、全国を飛び回るという幸せを

感じさせて頂いています。

 

 

本当に人生って何が起きて

どう転ぶか分からないものですね。

 

 

もし、会社が倒産していなかったら…

 

もし、私が法律系の資格に合格していたら…

 

もし、私がお金の苦しみや病気などの

苦しみを経験していなければ…

 

 

もしかしたら、別の人格で

全く別の人生を歩んでいたのかも

知れません。

 

 

ただ、今言えることは

 

 

あの時があったから、今があると…。

 

 

『人間万事塞翁が馬』

 

 

という中国の故事があります。

どういうお話から来た言葉なのか？

というと…

 

昔、中国北方の塞（とりで）近くに住む

占いの巧みな老人（塞翁）の馬が、

胡の地方に逃げ、人々が気の毒がると、

 

老人は「そのうちに福が来る」と言った。

やがて、その馬は胡の駿馬を連れて戻ってきた。

人々が祝うと、今度は「これは不幸の元に

なるだろう」と言った。

 

すると胡の馬に乗った老人の息子は、

落馬して足の骨を折ってしまった。

 

人々がそれを見舞うと、老人は

「これが幸福の基になるだろう」と言った。

 

一年後、胡軍が攻め込んできて戦争となり

若者たちはほとんどが戦死した。

 

しかし足を折った老人の息子は、

兵役を免れたため、戦死しなくて済んだ

という故事に基づく。

 

この故事の意味は…

 

人生における幸不幸は予測しがたい

ということ。

 

幸せが不幸に、不幸が幸せにいつ転じるか

わからないのだから、安易に喜んだり

悲しんだりするべきではないというたとえ。

 

 

私たちが出来ることは、目の前に

起きる出来事に一喜一憂せずに

成長に向けて１つ１つ着実に

やることをやるだけ。

 

 

その結果、『あの時があったから…』

と言える日も訪れ、さらに地力のある

会社に成長していくのではないか？と。

 

 

株価も新型コロナウィルスも私たちが

心配してもコントロールできるものでは

ないので…

 

 

今、私たちにできることを精一杯に

実行して、みんなで乗り越えていきましょう♪