店舗人材サポート | 組織の利益とモチベーションをアップさせる人材育成・チームビルディング

【毎日更新ブログ　　1461日目】

こんにちは。

サービス業で店舗展開を目指す

成長意欲の高い経営者様の

外部の右腕として、

ご支援先のビジョン実現を

『人（育成・チーム作り）』の面で

サポートする村上俊洋です。

私は前職で47店舗の統括マネージャーをして
いた際に、新卒採用と中途採用の最終面接官も
していました。

主に営業職を希望する人たちの個人面接を
行っていて毎年100人程度の人々とお会いして
いました。

新卒採用と中途採用は内容も異なりますが、
他社での経験がある中途採用の面接、特に
知名度がある大手の企業からうちの会社に
入社を希望する方には必ず質問していた
内容があります。

それは、どんな質問かというと…

『入社して頂いたら、最低でも6か月は
一旦、前の会社のことを忘れて頂くことは
できますか？』と…。

相手は一瞬『えっ！？なんのこと？』という
表情をされる方も多いですが、少し言葉を補足して

『前の会社では色んな実績があったり、休暇制度や
福利厚生も整っていたり、うちの会社よりも効率的な
仕事のやり方があったかも知れません…。』

『転職というのは、環境が全く変わる訳ですから、
一旦は前職のことは忘れて頂いて、うちの会社の
やり方に対応することはできますか？』

という質問をしていました。

もちろん、面接という場は相手も入社したいという
気持ちで挑んで下さる訳ですから、みなさん
この質問に対して

『いやです。そんなことはできません。』

などという人はいません。

ですから、私としては質問に対する答えで相手を
判断するという意味ではなく、

『大事なことなので面接の場できちんとお伝え
しておきますね。』

という確認の意味合いでこの質問を行っていたんです。

中途採用での成否を分けるポイントの１つに
新しい環境に対応することができるか？

ということが挙げられます。

いくら素晴らしいキャリアをお持ちであっても
転職先の会社の制度や、やり方に対応することが
できずに

『前の会社ではこうだった…』

『前の会社では、こんな制度があった…』

という過去のことにとらわれていると、新しい
職場で活躍する際に大きな足かせになります。

また、問題が発生するケースの多くは…

自分自身の都合において、前の会社の『良い点』と
新しい会社の『悪い点』を比較して主張されることが
多いのでお互いにとって不幸になるんですよね。

ですから、『入社頂いた後、最低6か月は前職の
ことを一旦忘れて、新しい環境を受け入れることに
集中し、その後徐々に前職の良かった点や経験を
活かして下さると有難い。』とお伝えしていたのです。

まぁ、実際には人間はそんな簡単に以前のことを
忘れることはできませんので、いくら面接でお伝え
していたとしても過去を引きずることがあるのですが
（特に自分の都合の良かったことは手放しにくい）

活躍される方は一旦、新しい環境を受け入れながら
その後過去の経験をアレンジして活かして下さる方が
多く『素晴らしい姿勢だなぁ～』と感じておりました。

さて…

今、新型コロナウィルスによって世の中が大きく
変化しています。

会社や仕事の内容においても、世の中の変化に対応
すべく、どの経営者さまに聞いても
『会社が生き残っていくためには素早く変化に
対応することが大事』だとおっしゃっています。

会社が変化に対応するためには、その会社で働く
スタッフにも変化が求められるわけです。

そんな環境の中で求められる発想というのは

『一旦、転職した気持ちで頭を切り替えることが
できるか？』が重要だと。

もちろん、実際には会社や一緒に働く仲間が変わる
訳ではありませんので、完全に気持ちや頭を切り替える
というのは難しいかも知れませんが

『以前はこんな風にやっていた』

『前からこのやり方でやってきたんだから、
新しいやり方に変えるのは面倒くさい』

という考えだと、会社が変化する上でのブレーキ
となりますし、本人にとってもストレスになります
からね。

ですからこの機会に一旦、自分の中で『転職した』
という発想をもてば、新しい変化も多少は受け入れ
やすくなるのかな？と…。

人間にとっては変化はストレスの要因になりますが
変化に対応できることで、本人にとっても会社に
とって新しいチャンスをたくさん手に入れることが
可能です。

是非、この機会がみなさんにとって良い変化と
なりますように。

株式会社店舗人材サポート

（大阪　淀屋橋）

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