店舗人材サポート | 組織の利益とモチベーションをアップさせる人材育成・チームビルディング

【毎日更新ブログ　　1797日目】

こんにちは。

サービス業で店舗展開を目指す

成長意欲の高い経営者様の

外部の右腕として、

ご支援先のビジョン実現を

『人（育成・チーム作り）』の面で

サポートする村上俊洋です。

私は時々、前職の社長の発言や打ち出す
戦略・戦術などを思い出しながら

『10店舗くらいの段階では、どういう
問題が発生して、どういう取り組みを
していただろうか？』

『バブルがはじけて、世の中が一気に
不況に陥り、同業他社の大手企業が
いくつも倒産した時、どんな手を打ち
どのような発言をしていただろうか？』

などと振り返っています。

本当は今現在、直接お会いしてもう一度
あの時を振り返りながら前職の社長に
色々聞かせて頂ければ

本当に勉強になると思うのですが…

残念ながら会社が倒産後、社長の電話番号が
変わってしまって、社長がどこで
何をされているのか？が誰も分からないので

昔の記憶に頼りながらケーススタディーを
しています。

そんな社長が昔々の上場前、多店舗展開を
加速したり新事業をスタートする準備段階で、
採用活動を積極的に行おうとしている時、
こんなことを言っていたのを思い出しました。

どんなことを言っていたのか？というと…

『できれば中途社員じゃなくて、新卒採用に
力を入れたい。』と…。

理由は…

なまじっか社会経験のある中途入社の
社員は、自分の能力やこれまでの経験を元に
物事の『良し・悪し』や『できる・できない』を
決めつけてしまう人が多いので

私（社長）が何か新しいことに挑戦しようと
したり、

仕事の目標達成のために色々と指示を
出そうとすると…

すぐに…

『社長、そんなの無理ですよぉ～』

とか…

『社長、普通の会社ではそんなこと
やらないですよぉ～』

などと、前職の経験と比較しながら
分かったつもりになって何も行動せず、
諭そうとするので、イライラする…

と言っていました。

もちろん、新卒採用のメリットは
計画的に大量の採用を行うことが
出来る。

自分たちがゼロから育成することで
マインドや思考も自社の風土に合った
人物を育成することが可能だという
メリットはありますが…

素直な感情として、

行動する前から『無理ですよ…』と
可能性を探ることを放棄したり

給料もらいながら評論家の様な立場で
モノを言ったり、周りの人間をマイナス
方向に巻き込もうとする人間が嫌い
だったんだと思います(苦笑)

もちろん、実際には中途採用の方でも非常に
優秀な方々はたくさんいらっしゃいましたし
（優秀な中途の方々のおかげで上場も出来た
と思っています）

新卒でも何か負荷をかけるとすぐに

『無理ですよ…』

『やったことがないのでできません！』

『教えてもらっていないのでできません！』

などと否定したり、自分が出来ないことは
会社の体制が悪いからだ…という姿勢で
『デモ活動』の様に向かってくる人間も
いましたが…

新人は社長と直接話す機会が少なかった
ので、社長には可愛く見えていたんだと
思います。
（私はイライラしていましたが…）

とにかく、

『無理です』

『普通の会社はそんなことやらないです』

という言葉は幹部たちにとっては
社長の地雷ワードで

地雷ワードを幹部が社長に向かって
発言すると…

『やってみる前から無理ですという
リーダーなんて存在価値ないわ！！』

そして…

『お前の言ってる普通の会社ってどこの
会社のことを言ってるの？普通も常識も
時代の変化とともに変わっていくもの。』

『お前の頭の中にある常識をキープ
しようとしていたら、10年後、20年後
会社は時代の変化に対応できずに潰れるわ！』

『世の中に存在しないものは自分たちが
世界初を実現できるという発想にならんのか？』

と爆弾が投下されている様子を何度も
目の当たりにしながら心の中で
『ご愁傷様です』と手を合わせていました。

もちろん、変化が激しく常に自分自身の
一歩上の仕事を求められていたので、
幹部がブレーキを踏みたくなる気持ちも
めちゃくちゃ理解できたのですが…

そんな組織風土があったので、名もない
企業がバブル崩壊や数々のピンチを経験
しながら結果的に店舗数1000。売上1000億。
株式上場が果たせたり

世界で初めてのサービスを実現できた
のだと思います。

まぁ、そんな会社でも最後は倒産して
しまい色んな方々に多大なご迷惑をおかけ
してしまったのですが…

このコロナ禍の中において、大きな壁や
逆境に直面した時に…

『無理だ』と思考停止するのではなく…

『どうすれば、うまくいくのだろう？』

と反射的に考える習慣が染みついたことは
改めて前職の社長に感謝したいと思います。

本日、緊急事態宣言の対象もさらに
拡大し、色々と悩ましく大変な状況に
直面されている経営者様も多いと思いますが…

政府や知事に営業の制限をかけられることは
あっても、『頭の中で可能性を追求していくこと』
までは制限されていませんからね。

なんとか、みんなで励まし合いながら
『どうすれば、少しでも良い方向に
会社を導くことができるのか？』
を考え、粘り強く生き残っていきたいものです。

この厳しい状況の中で、他人から

『社長！ピンチはチャンスですよ！』

なんて言われたら、正直『イラっ』と
しますが…

自分自身で後で振り返った時に、
『あのピンチは本当に大変だったけど、
あの時に取り組んだことが会社をさらに強く
することができた』と思えるような
手を打っていきたいものです。

もちろん、私自身も頑張って脳に汗を
書きながら行動していきたいと思います。

株式会社店舗人材サポート

（大阪　淀屋橋）

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