【毎日更新ブログ 2053日目】
こんにちは。
サービス業で店舗展開を目指す
成長意欲の高い経営者様の
外部の右腕として、
ご支援先のビジョン実現を
『人(育成・チーム作り)』の面で
サポートする村上 俊洋です。
多くの人は、ひとたび何か決定を下し
立場を表明すると、その立場と一貫した
行動をとりたいと思う様になります。
これは心理学の用語では『コミットメント
と一貫性』と呼ばれます。
例えば、一度みんなの前で高い評価を
与えた部下には、多少のミスには目を
つむるし、フォローしたり何度も
チャンスを与えようとします。
反対に『このスタッフはダメだ』と
最初に評価してしまうと、例え
良い提案をしてきても、素直に
聞く耳をもつことができなかったりして、
なかなか最初の評価を覆すのは大変に
なります。
また、『海外出店するぞ!!』などと
宣言して出店すると、いざ実行段階で
想定以上の費用がかかることが分かったり
利益が出にくいと分かっても
『一度決めたことだから』という心境が
働いて撤回または撤退することが難しく
なることもあります。
身近な例で言えば…
一度、携帯会社と契約してしまうと2年縛り
が切れるタイミングであっても、
『まぁ、また他社に乗り換えるのも面倒くさい
しこのままで良いか…』
と一貫性が引き出されることがあります。
なぜこのような心境が働くのかというと
一貫した人間ほど社会的に評価されやすい
こと、また一貫性をもつことで情報が溢れた
日々の煩わしい選択を自動化できるという
ことが背景にあると言われています。
この『コミットメントと一貫性』が働く
心理を理解し、良い方に活用できれば
判断ミスを防いだり
新規のお客様に非常に良い印象を抱いて
頂いてリピートして頂く…
などビジネスに有効に活用することも
可能なのですが
反対に、例えばリフォームの悪徳業者
などが
最初に相場よりもかなり安い見積もりを
見せてお客様の『Yes』をとった上で、
後になって、色々と追加費用があることを
知らせて『一旦、Yesといったお客様を
断りにくくする』という様に人をだます
テクニックとして使うケースもあるので
注意が必要です。
どちらにしても、最初によい印象を与えて
相手の一歩を引き出すことはビジネスに
おいても大事なことですが…
変化が激しい時代や現在の様な難しい
判断が日々迫られるリーダーにおいては
人には『コミットメントと一貫性』という
心理が働くことを理解して、
『一度決めたからこうしなければならない』
という考えに固執するのではなく、できるだけ
ニュートラルな姿勢で判断する様に心掛けたい
ものです。
そして…
沖縄県が1月末までであったまん延防止等
重点措置を3週間延長する方針を決定したと
いうことですが…
客観的にみてデメリットよりもメリットが
少ないのに、一回宣言したから後に引けない
という思考停止ではなく
オミクロン対策には、まん延防止等重点措置が
科学的なデータにおいて有効であるという
判断によって決断が下されていることを
願います。
株式会社店舗人材サポート
(大阪 淀屋橋)
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元サービス業47店舗の統括マネージャーとして、スタッフ人以上の育成経験をもつ私が、自身の20年間の成功体験・失敗体験を中心に『人材育成やチーム作り』に役立つ情報をお届けする内容です。
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