スタッフを巻き込みながらやる気を高めることが上手なリーダーの特徴の1つに、『相談上手・頼り上手』という特徴があります。
確かに『スタッフの相談にのってあげる』ことも大切なのですが、『スタッフに相談する』姿勢も部下のやる気を高めるためには非常に効果的なのです。
ですから、リーダーは何かアイデアが欲しい時、困ったことがあった時などがあったら、どんどんスタッフに相談して下さい。また、スタッフを頼りにしてあげて下さい。
リーダーの中には、プライドが高くて、『部下に相談するなんて…。』とか、『相談したら、スタッフにバカにされるのではないか?』なんて心配される方もいる様ですが、全然そんなことはありません。
むしろ、あなたのスタッフはこういう風に感じる方が多いのではないでしょうか?
『社長(店長)は、私を頼りにしてくれている…』
『社長(店長)は、私を必要としてくれている…』
と…。
人は、他人から必要とされることで、さらにやる気が高まります。
あなたの期待に応えたいと思うようになるものです。
そして、スタッフががんばってくれた後で、あなたから『ありがとう、助かったわ。』とか『ほんまに頼りになるなぁ~。ありがとう。』なんて言葉をかけてもらった時には…。
『もっと、がんばろう!!』という気になり、さらにあなたの為、お店のために活躍したいと思うのではないでしょうか?
こんなことを書けば、スタッフを上手く活用できていないリーダーは、『スタッフに意見を聞いても良いアイデアがでない』とか、『調子にのってつけあがる…』なんて思う人もいるかも知れません。
もちろん、なんでもかんでもスタッフに相談して、スタッフのアドバイス通りにしろなどと言ってる訳ではありません。
でも、スタッフを頼らずにいると…。
スタッフは、『どうせなんでもかんでも社長が決めるんでしょ…』とか、『どうせ意見なんか言っても絶対に聞き入れてくれないから考えるだけムダ…』というシラケたスタッフだらけにしてしまいます。
また、一生懸命にがんばりたいと思っているスタッフは、リーダーから信頼されていない様な気がして寂しいという声もよく聞きます。
リーダーは全ての面において完璧である必要はありません。
あなたが完璧に見せようとも、部下はあなたの不完全さを見抜いています。
せっかくスタッフがいるのなら、彼らの力を最大限引き出して、お店や会社を発展させていくことを考えるのもリーダーの大きな役割です。
私自身も、自分の意見を聞いてくれる。相談してくれる。何か困ったことがあれば頼りにしてくれるリーダーの元で、大きな仕事のやりがいを感じ成長させてもらえました。
受け身ではなく、自発的に動いてくれるスタッフを育てたいと思うならちょっと部下に『相談してみる』・『頼ってみる』ことに挑戦してみませんか?

※3~10店舗の飲食店などのサービス業を展開する会社専門の店長教育・社員教育・アルバイト研修。
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