こんにちは。居酒屋・ラーメン屋・美容室などのサービス業の人材育成やチーム作りのコンサルタント。
店舗人材活性人の村上 俊洋
です。
『みんな!!今月末までの売上が会社にとって勝負やねん。全員で頑張って乗り切ろう!!』
『とにかく、今が正念場。チーム一丸でこの状況を打開しよう!!』
業績の悪い時の私は、部下を集めてこんな大号令をよくやってました(苦笑)
ピンチの時は、結構頻繁に…(汗)
私なりに何とか業績を上げたいという焦りもあったのですが、この大号令の連発では、思ったように業績は上がりません…。
そこで、私は何を狂ったのか、叱咤激励の頻度が少ないんじゃないかと思い、同じような内容をメール・FAXなどで送りつけていました(恥)
残念ながら、思ったように業績は上がりませんでした…。
なぜ、業績が上がらないのでしょう?
ドイツの心理学者のリンゲルマンという人の『綱引き実験』という話しがあります。
1本のロープをたった一人が引っ張った時に100の力が出せていたとします。
今度は、1本のロープを先ほどと同様に2人が引っ張った時、一人当たりの力はどれくらいになっているか?
なんと、93の力しか出ていないんです…。
3人になると85。
8人で1本のロープを引っ張ると、一人当たりの力は49…。
メンバーが多くなればなるほど、一人当たりの力は弱くなっている訳です。
これを『社会的手抜き』の現象とよんでいます。
要は、『私がやらなくても他の人が何とかしてくれるだろう』っていうことです。
責任が分散してしまっているから、私が『みんなで、がんばろう!!』という大号令をかけても効果が出なかったんですよね。
ではどうすれば良いのか?
簡単に言うと、『担当』を決めて個別の役割を明確にし、公平な評価を行うことです。
責任を明確にして、仕事に対して公平な評価をすることで、あなたは私のような失敗をすることはなくなります。
それに加えて、普段からあなたが部下に対して感謝の気持ちを伝え、頑張りをほめていればさらに効果的です。
(ポイント)
業績を上げたかったら、
『何を』・『だれが』・『どんな方法』で仕事に取り組むのかを明確にする。
そして、結果についてしっかりとフィードバックする。
『みんなで頑張ろう!!』と言う場合はそれぞれのやるべきことを明確にしたあとで…。
はぁ~。昔の私に教えてあげたい…。
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