こんにちは。サービス業で店舗展開を目指す成長意欲の高い経営者様の『外部の右腕』として、ご支援先のビジョン実現を『人(育成・チーム作り)』の面でサポートする村上 俊洋です。
飲食店などのお店であっても、私が20年間行ってきた営業の世界でも、数字を上げる為に重要なことは、目標達成に向けて『具体的に自分達がやると決めたことをやり抜く』ことが非常に重要です。
とか…。
偉そうなことを言っていますが、私も20年間営業の現場にいた時、恥ずかしながらこんなことがありました。
・営業会議や店長会議で発表する、『お店の取組み目標』などに関して、会議の提出用や社長への報告用にに色々書き出すが、会議が終わったらそれで終わり…。
→会議での発表用に色々と計画を立てるが、実際は全然書いていることをやっていない…
・予算達成(売上目標の達成)に向けて、具体的な取組み目標は決定するが、スタッフみんなにミーティングで1回伝えただけで終わってしまう…。
→月初に、計画を伝えただけで終わり。
あなたは、いかがでしょうか?
いくら、店長が売り上げ計画を立て、会議の場で発表したとしても、日々の営業にてやり抜かなければ数字は上がりません。
コミュニケーションには色んな種類があります。
スタッフとの人間関係を築くために必要なコミュニケーションとして、営業時間外などでの『雑談』はとても重要です。
でも…。『雑談』だけでは良いお店作りや業績アップにはつながりません。
数字をあげるため、良いお店を作るための『コミュニケーション』が必要なのです。
その、数字を上げるための『コミュニケーション』が何か?と言うと…。
・自分達がやろうと決めたことに対する、日々の振り返り
・各自が目標として掲げていることに対する、日々の振り返り
このコミュニケーションが非常に大事です。
要は『具体的行動目標に対するコミュニケーション』です。
・自分達が決めたことをやってみて、上手くできているのか?できていないのか?
・上手くできていない場合、その原因は何なのか?どうすれば良いのか?
・改善のために、いつ、だれが、なにをするのか?
・自分達の取組みを加速させる良いアイデアはないか?
などなど、徹底的に自分達が決めたことについて朝礼や営業終了後などで話し合いの場をもつのです。(時間的には毎日だったら、5分~10分もあれば大丈夫だと思います)
また、『お客様入店時にスタッフみんなでお客様を見て元気な挨拶をする』など具体的な接客の行動目標などであれば、都度気づいた時にフィードバック(評価を伝える)を行ってあげることでも効果があります。
立派な目標を立てても、お店のメンバー全員で一丸となって取り組まないと良い結果にはつながりません。
立派な目標を立てても、月に1回だけの振り返りでは、精度は上がらず結果に結びつきません。
『具体的行動目標に対するコミュニケーション』を日々重ねることで、スタッフ全員に『やるべきこと』が浸透し、『やり抜く習慣』が養われ、スタッフやお店のレベルアップにつながります。
私は結果が出なかった時、ついつい会議の場、社長の前だけ、恥をかかない様に…。または叱られない様に(子どもみたいですが…)それなりの計画書をもって挑んでいた時がありました(恥)
でも…。これの一番の問題は何か?というと…
あっという間に1ヵ月が過ぎて、次の会議がまたやってくることなんです(怖)
そして、結果が出ず、毎月同じことを言っているので、『お前は毎回同じことを言ってるけど全然何もやっていないな…』と叱られます…
リーダーは、せっかく頑張っているのなら、結果に結びつけ、自分自身やスタッフみんなが報われる状態にしていくことが重要です!
是非、そのためにも『具体的行動目標に対するコミュニケーション』を意識して下さい!
やり続けていると、『自分のお店の業績アップにつながる具体的な戦術』、『他店で成功していても通用しない戦術』が分かってきたり、自分自身の戦術の引き出しも増えるようになります!
今月のあなたが計画した行動目標…
・計画立てっぱなしで終わっていませんか?
・やり抜けましたか?