くっそぉ(怒) こいつら!なんで当たり前のことが当たり前にできへんのじゃ~(怒)
ってスタッフに対してイライラする機会の多いあなた。
こんにちは。
プロとして『当たり前』のことを『当たり前』にやっていこう。っていう言葉を良く耳にします。
でも、言葉を返せば『当たり前』のことを『当たり前』にやってのけるのがプロの凄さなんですよね。
だから、本当は凄いことであって、常識でも当たり前でもないんです。
では、どうすれば自分の部下が『当たり前』のことを『当たり前』にできるようになるのか?
私がやっていた方法を2つご紹介します。今日はその①です。
私は学生時代、学費を稼ぐためにアルバイトばっかりやっていました。
1日17時間はバイトしていたのでアルバイトが忙しすぎて、正直学校に行く暇がありませんでした(苦笑)
しかも、色々経験したアルバイトの大半は接客・サービスの仕事。
そんな私の接客態度とは?
感じの良いお客様に対しては、目をみて最高の笑顔と細心の心配りで接客。
そして、感じの悪いお客様に対しては、少しムッとした表情を浮かべながら無愛想な対応…。
これが私でした…。どうしてもこみ上げてくる感情を抑えることができずに表情や態度にだしてしまっていたんです(泣)
しかも毎日、寝不足なのでちょっとムカつく客がくると、凄くイラッっとするんです(完全に自己都合…)
ですから、これが私の当たり前基準です。
でも、こんな姿勢ではサービス業としての『当たり前』の基準からは程遠い…。
こんなサービスをしていたら、感じの悪い客(失礼)からは、 『なんやお前っ!それが客に対する態度か?』って怒られるわ、店長からは『お前はサービス業のスタッフとして失格。お客様から自分達のお給料をもらってるんだってことをもっと肝に銘じろっ』って一喝されてしまいます。
だから、サービス業で学生のアルバイトさんがクレームを言われている時や、態度の悪い客を相手にしても誠実に対応している時の姿を見ると心から尊敬して応援したくなるのです。
心の中で『あんた。本当のプロだよ。。。』って思いながら、ちょっとでも勇気をだしてもらえる様にそのスタッフさんに『ありがとう!』って心を込めて言います。
では、私がなぜプロとしての『当たり前』基準に到達することができたのか?
色々考えてみると、こんなシンプルな答えにたどり着いたのです。
・親切な接客や笑顔で接客しているところを店長やお客様に褒められた
・お客様から、サービスについて感謝された
・クレームを受けて焦っている後輩に代わって対応したことで後輩から感謝され、尊敬された
・ムカつく客に丁寧に対応している姿を後輩が見ていて尊敬された
・そんな姿をみて店長からねぎらわれ、ほめられた
・せっかく尊敬されたり、ほめられたのに、違うお客様にはめちゃめちゃな態度をしたらかっこ悪いって思った
キーワードは『ほめる』・『ねぎらう』・『感謝する』・『尊敬する』です。
人間は、自分の長所だって認められたことをとっても大切にします。
しかも、私が行動科学マネジメントに非常に興味をもたせてくれた石田淳さんの本にも『動物は、ある行動をしてから60秒以内(人間は言葉でコミュニケーションが可能なので2週間程度でも大丈夫とのこと)にほめられると、自発的にその行動を繰り返す』と書かれています。
なんでこんな当たり前のことを当たり前にできへんのじゃ!!ってイライラしているあなた…。
『常識やろ!!ちゃんとやらんかいっ(怒)』って言い続けるよりも、あなたが考えているサービス業のプロとして『当たり前』の行動をスタッフがとったときに
『ほめる』・『ねぎらう』・『感謝する』・『尊敬する』っていう方が早く育ちます。
そして、そんなスタッフを育てたあなたは…。
お客様・スタッフ・同業他社や世の中のリーダーから尊敬を集めるのです。
では。
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