こんにちは。サービス業で店舗展開を目指す成長意欲の高い経営者様の『外部の右腕』として、ご支援先のビジョン実現を『人(育成・チーム作り)』の面でサポートする村上 俊洋です。
大事な人の死に直面した時
自分の健康を失った時
初めて、命の尊さ、健康の大切さに気づきます。
先ほど、私にとって大事な友人のお父様が亡くなったと知りました…。
その人は、私にとって距離感が近かったために、余計に悲しい気持ちになります。
普段から私は偉そうに、『当たり前に感謝しよう』という言葉を口にしていますが、距離感の近い家族、スタッフには、感謝よりも不満や足りない点をみてしまい、感謝を伝えるのとは正反対の態度をとったりすることがあります。
失って初めて、その存在の大きさに気づくことがよくあります。
・失って初めて、その人が自分にとって良くしてくれた記憶やエピソードが鮮明に蘇ってきます。
・失って初めて、楽しかった出来事やエピソードがよみがえってきます。
・失って初めて、自分の部下がいてくれただけでもすごく有難かったという感謝に気づきます。
でも…。
その感謝をタイムリーに伝えることができていることは少ない。
距離感が近い人ほど、『育てたい!』という思いが強い人ほど、目の前にいると腹が立ったり、
イライラすることが良くあります。
その腹が立つという気持ちは、あなたが目の前の人に向き合っている証拠なので、全然悪い事ではありません。
しかし…。
私は昔、多くの部下を抱えていた時…
『私もスタッフをほめたいと思ってるし、感謝もしたいと思ってるよ…』
『でも…。今の彼らの状態を見て、どこをほめるの?何に感謝するの?』
という気持ちが大きくて、そんな傲慢な気持ちが彼らに対して態度に出ていたことがありました。
そしてその結果…。
一気に大量の退職者を出してしまい、60店舗のシフトを回すことが自部門だけでは絶望的になった時、初めて毎日出勤してくれるだけでありがたい。シフトに貢献してくれるだけでありがたい。という気持ちに気づきました。
もちろん、今でも目の前のスタッフの成長を願うために、厳しく叱ることはありますが、
『イラッ』とした時でも、あの当時の出来事を思い出し、深呼吸をしながら当たり前に感謝の気持ちを思い出すようにしています。そして、昔とは比較にならないほど感謝の気持ちをマメに伝える様にはなったと思います。(気持ちが落ち着いている時ですが…)
目の前にいる、思いが強い人、距離感の強い人ほど、足りない点を探したり、不満を見つけたりしがちです。
でも…。その人があなたの前にい続けることは当たり前ではありません。
本当に大事な人を失う前に、その人が自分に良くしてくれている点を思い出したり、感謝を伝えたりしたいですね。
お父様を亡くした大事な友人には、気持ちを寄り添うことくらいしかできませんが、大事なことも思い出させて頂いたので、明日の午後なんとか時間を作り、入院している母親の見舞いに行って来ようと思います。
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