こんにちは。村上です。
アルバイトなど、新人スタッフさんが入社した際、受け入れ側の店長はどの様な点を注意しておく必要があるのでしょうか?
若くて、今までの仕事の経験が少ないアルバイトさんが入社してくれた時に私が特に意識していたことは…。
まだ、気持ちが新鮮な間に
『仕事って面白い!!』
と思ってもらえることに意識を集中していました。
誰でも、入社時は期待と不安が入り混じっています。
時間が経過し、『仕事が面白くない…』、『仕事がしんどい…』などと、モチベーションが低下してからでは、成長スピードが鈍るだけでなく、下手をすると退職につながってしまいます。
ですから、『鉄は熱いうちに打て!』ではありませんが、まだまだ心に柔軟性がある間に、仕事の面白さや成功体験をたっぷりと味あわせてあげることが非常に重要です。
そして、不安要素などもできるだけ排除していくことが大事です。
これを、私は店長だけでなく先輩スタッフが一丸となって『みんなで新人さんを育てる』という意識で取組んでいました。
例えば…
・いきなり初日から営業に入れるのではなく、営業時間外にオリエンテーションなどを実施して、お店のルールや仕事内容に関して詳しく説明し、質問をどんどん受け付ける。
・新人さんがお店に入って来てくれたことを歓迎する。笑顔で迎え入れる!
(※当たり前ですが、初出勤日までに新人さんの情報は全スタッフで共有し、みんなで歓迎感が伝わる受け入れ態勢を整えておきましょう)
・新人の世話役の先輩を任命したり、新人スタッフがお店の人間関係に溶け込めるように、店長が人間関係作りのサポートをしてあげる。
・まかないは、できるだけ美味しいものをリラックスして食べることができる場所で食べさせてあげる。(緊張している新人さんにとってはホッと一息つけるシーンではないでしょうか?)
・先輩たちが、マメに話しかけてあげる。
・仕事は計画的に分かりやすく教える。
(※雑に教えたり、いきなり焦ってたくさんのことを詰め込みすぎることが無いように)
・難易度の低い作業系の仕事から教える。(経験者は除く)
・1日の終わりには、店長や先輩が話しかけてあげて、成長した点やがんばっていたプラスのポイントをしっかりと伝えてあげる。落ち込んでいそうな雰囲気なら、必ず帰すまでにフォローする。
(※特に新人の頃は、仕事を終えて帰宅する際プラスのイメージで帰ってもらうことが大事です)
・先輩たちが、仕事の面白さややりがいを伝える。
・常連さんのお客様などを紹介してあげて、人間関係を作ってあげる。
そして、さらに大事なのは…
・どんな小さなことでも、できたら必ず『ほめてあげる』。
・成長した点をしっかりと伝えてあげる。
などの成功体験をしっかりと積ませてあげることです。
特に社会経験が乏しく成功体験の少ない、若いスタッフには重要!!
人は、自分が必要とされたり、自分を好意的に受け入れてくれたり、成長を感じることが出来たり、感謝をされると非常にやる気が湧いてきます。
反対に、仕事の面白さを感じるまでに、いきなりたくさんの仕事を詰め込まれたり、不安にさせると、一気にシフトに入りたくなくなったり、仕事を辞めてしまったりします。
人不足の世の中、せっかく何かの縁で入ってきてくれたスタッフさんですから、その可能性を最大限発揮してもらえるように、まずは最初は『仕事って面白いな!』と思ってもらえるように、先輩スタッフ一丸となって取り組みましょう。
あくまで、上記の注意点は社会経験の少ない若いスタッフに対してですが、経験豊富な中途社員の方々においても、安心して仕事に集中して頂いたり、やりがいを感じて頂くという点においては使えるポイントもたくさんあると思います。
是非、今日のブログの内容で使えそうなものがあればあなたが普段意識していることに1つプラスしてみてくださいね!