こんにちは。
居酒屋などのサービス業専門の大阪のコンサルタント。店舗人材活性人の村上俊洋です。
『去るもの追わず』の第3弾。
(過去の記事はこちら)
信頼していたスタッフから退職を申し出られて、本気で引きとめもせずに私が使った言葉…。
あなたが私と同じ思いをしないためにも、簡単に退職を受け入れる前にちょっと意識しておいて欲しいことがあります。
それは…。
あなたの気持ちと、残されたスタッフの気持ちに違いがあるということ。
リーダーの立場なら、腹も立つだろうし、イライラするだろうし、『なんでやねんっ』っていうやり場のない気持ちで胸が張り裂けそうになりますよね。そして裏切られた感や不安感も抱く場合もある。
ましてや、メールなんかで退職を言ってこられた日にゃ(怒)
『な・な・なんで、こんな重要な話しをメールで送ってくるねんっ(怒り大爆発!!)』
私のような会社員のリーダーでさえそんな気持ちになったのだから、社長はその数倍??
でも最終的には、色々自分で整理をつけて『よしっ。残されたメンバーでやるしかない。気持ちを切り替えよう』って言う。
しかし…。残されたスタッフは別のことを考えているかも知れませんよ。
『わぁ。また人が辞めるってことはますます仕事がハードになりそうだ…』
『こんなに先輩が辞めるっていうことは私も、この仕事は長く続けられないんだろうなぁ。』
『せっかく土曜日の公休日を獲得したのに、また土曜日出勤のシフトに戻るかも…』
これは私の体験談。スタッフも自分の都合を優先させて物事を考えます。
その後、残された優秀なスタッフも体力的に無理しすぎて体調を崩し退職…。
『私、結婚しても長く仕事をしたいと思っているので、すみませんが退職させて下さい。』っていうスタッフも…
結果、熟練スタッフがいなくなるのでサービスの低下。営業力の低下で本当に長い期間苦しみました。
部下からの退職の申し出を受けた時のあなたの気持ちはよく理解できます。
結果として、全ての退職の申し出を覆すことは不可能かも知れません。
でも、私の二の舞にならないように、もう一度頑張って誠心誠意、スタッフが必要だという話しを面と向かってしてみてください。
もしかしたら、あなたの気持ちが通じるかも知れません。
また、結果退職という事実は変わらなかったとしても、退職するスタッフが上司から誠心誠意必要だと言われたら、残るスタッフに対して動揺がないように配慮をしてくれるはずです。
私も含め世の中のリーダーは同じような悩みをもっています。
だからあなたは孤独ではありません。
勇気をもってもう一度頑張ってみてください。
もし結果としてダメであっても、私はあなたの勇気に心から尊敬します。
これからも一緒にがんばりましょうね。