【毎日更新ブログ 1469日目】
こんにちは。
サービス業で店舗展開を目指す
成長意欲の高い経営者様の
外部の右腕として、
ご支援先のビジョン実現を
『人(育成・チーム作り)』の面で
サポートする村上 俊洋です。
私が前職で47店舗の店舗統括マネージャーを
していた時の話です。
日々の業務が量的に多いことに加えて、
社長から頻繁に飛んでくる『私の成長を急激に
加速させてくれる指示』簡単にいうと
『無茶ぶり(笑)』のおかげで常にキャパ拡大に
迫られていました。
そんな余裕がない時、私はこんな風に考えて
いたのです。
『はぁ~。誰か優秀な人材が入社してくれない
かなぁ~』
やる気満々で向上心高く
放っておいても、勝手に売り上げ目標を達成
してくれて
新しい仕事を指示するときも決して嫌な
顔をせずに、1を言えば10理解してくれ
私の意向に沿った形で期限内に物事を成し遂げ
しかも、イチイチ文句を言わない人(笑)
そんな人材がいてくれたら、私自身の仕事を
どんどん任せることができ、もっと他の業務に
集中することができるのに…と。
かといって、いくら業務が回っていないと
いっても仕事が出来ない人は教えるのに余計な
手間がかかったり、ミスをしないか?心配で
チェックするのが面倒くさいので別に人を
増やしたくないと…。
当時若かった私は現実逃避しながら
『優秀で向上心の強い人が増えたらどれだけ
自分は楽になるだろう…』
なんてないものねだりをしていたのです。
しかしその後、たまたま入社してくれた
超優秀な人材たちのおかげで、ある現実を
知るのです。
その現実とは…
自分が育て上げた優秀な人材ではなく、たまたま
中途採用や人事異動などで与えられた優秀な
人材は扱いが難しい…と。
そして、優秀な人材ほどすぐに辞める…と。
優秀な人材というのは、物事を簡単に成し遂げて
いくのですぐに仕事に飽きます。
そして、向上心の強い人材というのは次々と
キャリアアップをしたいと思っているので、
今働いている会社が自分自身の力を伸ばす
ことができない。
つまり魅力がないと感じると
自分自身のビジョンに応えてくれるような
将来性のある会社を見つけて転職するのです。
さらにやっかいなのは、彼らは自分たちは会社に
育てられたという実感が少ないので会社に対する
愛着が少ないのです。
ですから、優秀な人材を部下に持った私は…
彼らが仕事に飽きない様に次々と新しい仕事や
役割を与えることに追われ
会社の将来性と魅力を語り会社のビジョンと
彼らのビジョンが一致するように頻繁に話す
機会をもち
仕事が出来た分はきちんと給料面でも評価を
することに追われていました。
そして彼らには重要な仕事を任せていたり、
業績に対する貢献度が高いので、いつの間にか
私の方が彼らに依存してしまって
『辞められたら私の仕事が回らなくなるので困る』
と立場が弱くなり、常に彼らが転職を考えていないか
どうか?を心配する様になったのです。
ただ、そんなことをしても結局彼らは次の
キャリアアップを目指して転職したり
独立開業していきました。
退職を申し出られてしまうと、引き留めたくても、
私がゼロから一人前に手塩にかけて育てた人材とは
違って信頼関係が十分に築けていないので引き留め
なんてできないんですよね。
そんな経験を何度も積み上げながら…
優秀な人材を採用・育成する時ほど緊張感高く
すごいプレッシャーに襲われる様になりました。
まぁ、色んな事例を集約して書いたので多少
極端になってしまいましたが…
結局、優秀な人材というのは自分自身が
手をかけながら信頼関係を築き育てるのが
一番安心できる。
そして、中途入社で入った優秀な人材は安心
しきって任せるのではなく、しっかりと
コミュニケーションを図りながら
信頼関係を築くことが大事。
という私の経験から得た気づきでした。
最初が優秀であろうがなかろうが…
安心して仕事を任せる様になるには時間が
かかるということですね。
株式会社店舗人材サポート
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元サービス業47店舗の統括マネージャーとして、スタッフ人以上の育成経験をもつ私が、自身の20年間の成功体験・失敗体験を中心に『人材育成やチーム作り』に役立つ情報をお届けする内容です。
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