店舗人材サポート | 組織の利益とモチベーションをアップさせる人材育成・チームビルディング

【毎日更新ブログ　　1805日目】

こんにちは。

サービス業で店舗展開を目指す

成長意欲の高い経営者様の

外部の右腕として、

ご支援先のビジョン実現を

『人（育成・チーム作り）』の面で

サポートする村上俊洋です。

立場を変えてみると色んな気づきを得られる
ものですね。

私の仕事はコンサルタントや講師として、
研修などを行う際は、人に何かをお伝えする
という立場ですが。

日々取り組んでいる中国語の勉強に関しては、
先生から教えて頂くという立場です。

教える側に立つと、

『せっかくなら出来るだけ色々なことを
教えてあげたい。』

『できるだけたくさんのことを伝えたい』

という感情が働くことが多いのですが…

逆に、教えてもらう側の立場になると
中国語の先生が親切に色んなことを
教えて下さろうとしていても

『たくさんのことを一気に伝えられると
脳がストップしてしまい、頭に全く入って
こないこともあります。』

丁寧に色々教えて下さる先生の熱意や親切心
も理解できますが

あまり一気に伝えすぎると、逆に相手に
伝わらなくなってしまう。ということは
私自身の仕事においても良い教訓にさせて
頂いています。

昔、私が多店舗展開をしているサービス業
の会社で店舗統括マネジャーをしていた時の
話ですが

結果を出さないといけないという重い責任と
多くの仕事を抱えながら…

たくさんのスタッフを指導していくという
のは大変に感じることが多々ありました。

冷静になれば、部下も一気に成長できる
はずはないということも理解できるのですが…

心に余裕がないのと、部下に早く成長
してもらいたいという思いから

『せっかくだったら、この際に一気に教えて
おこう。』

と詰め込み過ぎていたことが多々ありました。

また、一緒に働いていると部下のダメな
点がたくさん目につくので、

『一刻も早く改善させたい！！』

という、いら立ちの気持ちもありました。

もちろん、部下は私の言うことにうなづき
ながら返事はしてくれていたのですが…

結果的に、何一つ行動は変わらないし…

場合によっては、私が指導したことの
何分の１も記憶に残っていないという
ことも…

『あんなに教えたのに！！』という
私の気持ちに対して

『こんなことも出来ていない！』という
部下の行動変容の無さの現実に腹が立つ
ことも多々ありましたが

きっと、私が詰め込み過ぎていたために
消化不良でパンクしてしまっていたのかも
知れません。

そんな経験を何回も繰り返す中で…

相手に伝えたいことの中で、上位２つか
３つに絞って伝え、確実にクリアさせる
ことに集中する。という課題を自分に課し
指導に取り組んでいたことがあります。

もちろん、仕事ですから気づいたことは
都度注意するのですが、

課題改善に向けてお互いに取り決める目標は
２つか３つに絞って集中して取り組む。

そんなことを心掛けていました。

正直、この指導法は言いたいことを
我慢しないといけないので精神的に
修行に近かったですが…

客観的に考えたら、1つか2つの改善点でさえ
修正できない部下に、３つも４つも伝えても
無理ですからね…

１つ１つクリアさせることが結果的に
近道でもあるし、成功体験を
積ませることが本人の自信にも
つながるということを感じました。

もちろん、現実には１つか２つに絞って
指導してもいつまで経っても改善されない
部下もいましたが…（汗）

その部下に対しては、指導する人間を
誰かに変わってもらってみたり…

再度、その部下に与えている役割が
能力に対して無理がないのか？

という面も見直していました。

実際、一般のスタッフなら目をつむることが
できることでも、それなりの責任者にしたら
放置できないこともありますしね…。

適材適所の人事配置を心掛けるというのは
人材育成と同じくらいに大切な問題です。

人の育成に関わるということは本当に
修行であり、苦行とも思えるくらいに
大変だと感じることもありますが…

手をかけて育てたスタッフが育ってくれた
時の喜びはこれまでの苦労を吹き飛ばして
くれるほどの大きさがありますからね。

相手が人間なだけに我慢が100％報われる
という訳でもありませんが…

結局、人を育てていかない限り会社は
成長していきませんから…

時にはストレス発散しながら
一緒にがんばりましょうね。

株式会社店舗人材サポート

（大阪　淀屋橋）

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