新年度に入って約1ヵ月。新入社員や新しいアルバイトさんを迎え入れたリーダーのみなさん。
スタッフの育成状況はどんな感じでしょうか？
『素直でやる気もあって、器用に物事をこなす！！最高の新人が入って来てくれた！！』
なんて嬉しい気分を味わっているリーダーもいれば、新人育成に苦戦しているリーダーも多いのではないでしょうか？
新人育成の基本は、まずスタッフの可能性を見つけ1日も早く発揮させてあげること。
どちらかといえば、現状の発揮能力よりも、まだ隠されている潜在能力を探し見つけて、どんどん顕在化させてあげることが必要になってきます。
そんな新人を抱えるリーダーが常に覚えておきたいポイントは、
人は単純ではなく、多面体であるということ。
例えば、口ベタで愛想もなく、『この子やっていけるのかな？』ってあなたからの評価も低く、心配に感じていた子が、実は空手を10年やっていることを知った途端に…
『この子、結構根性あるし、見込みがあるかも！！』
なんて、急にその子の成長に期待が持てる様になったり…
『なんだか、ノリが軽くてチャライ奴だな…。あんまり重要な仕事は任せられないな…』って、いう印象を抱いていた子が、実は母子家庭でお母さんにお給料を渡して生活を支えていると知った途端に…
『この子、めっちゃ親孝行でいい奴やん！！』
なんて、印象が急上昇して、がぜん指導する気持ちが高まってきたり…
他にも、
仕事に対してやる気が感じなかったものの、2人で飲みに行って色々話しをきいてみたら、心の中で『将来自分の店をもちたい！』という熱い気持ちをもっていることが分かったり…。
目立たない子だと思っていた子が、懇親会の場で一発芸を披露した途端に、めちゃくちゃサービス精神が旺盛だったということが分かったり…。
人には、たくさんの可能性や長所が隠されています。
そして、その可能性を見つけることができれば、何よりもリーダーであるあなたの部下育成に対するやる気が高まり、部下にあなたの期待が伝われば、部下が成長する可能性が飛躍的に高くなります。
（これをピグマリオン効果といいます）
確かに、現時点ではマイナスの部分ばかりが目立つかも知れません。
でも、たった1ヵ月や2ヵ月、職場だけで時間を共にするくらいでは、その人の長所や可能性を発見することは非常に難しい。
大切なのは、たった1ヵ月や2ヵ月仕事しただけで、その人の全てを知ったと勘違いしたり、決めつけたりしないこと。
新入社員を抱えたリーダーは、可能性を信じて、根気よくその子の良い点を探して、見つけてあげましょう。
仕事中のコミュニケーションだけでは、その人のプライベートな面を見つけるのが難しいので、たまには職場から離れて、飲み会、カラオケなどプライベートでの時間も意識的に共有してみると、今まで気づかなかった素敵な一面が見られるかも知れませんね。
もしかしたら、今育成に悩みを抱えているスタッフが、将来あなたにとってかけがえのない右腕になっているかも知れません。
あなたが、イモムシの様に見えている新入社員が1年後には綺麗な蝶々になって大活躍してくれているかも知れません。
あなたのスタッフに対するモノの見方次第で可能性は無限に広がります。
まずは、仕事中、プライベートの時間を極力割いて、スタッフのことを知りましょう。
きっと、いいところがたくさん見つかりあなた自身の心も整えてくれるはずです。
※3～10店舗の飲食店などのサービス業を展開する会社でさらに今後10店舗～20店舗に拡大していきたい！という成長意欲の高い会社の店長教育・社員、アルバイト教育。
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