店舗人材サポート | 組織の利益とモチベーションをアップさせる人材育成・チームビルディング

【毎日更新ブログ　　1654日目】

こんにちは。

サービス業で店舗展開を目指す

成長意欲の高い経営者様の

外部の右腕として、

ご支援先のビジョン実現を

『人（育成・チーム作り）』の面で

サポートする村上俊洋です。

前職の会社の社長は色々な面で細かなこだわり
を持つ方でした。

例えば、お店やオフィスを設計する際や、
使用するインテリアや内装などにも１つ１つ
にこだわりがあったのです。

こだわりといっても、『高価なもの』という
値段のこだわりではなく…

どういうコンセプトのオフィスだから
こういう壁紙の色を使う。

こういう狙いがあるから、テーブルや椅子の
形はこんな風にしている。

などというこだわりです。

例えば、私が店長になりたての頃。

会議が終わって、社長と雑談をしている時に
いきなり社長がこんなことを私に聞いてきた
のです。

『なぁ、村上。お前はなんでうちのお店の商談用の
テーブルに丸テーブルを使用しているか
分かるか？』と…。

私はそんなことを意識したことがなかったので
『分からないので、教えて下さい。』と
質問したのです。

すると、社長は…

『テーブルの形１つでコミュニケーション的にも
相手に与える印象が大きく変わるんだぞ。』

『丸いテーブルは相手に親しみを感じ、
関係性も一体感が生まれたり、オープンに
なりやすい。』

それに対して…

『角のあるテーブルは、自分の身体の前に
ある一辺が他人と自分とを隔てる境界線の
働きをしているので、立場の違いを強調したり
、地位が違うことを意識させる効果がある。』

『だから、お客様に腹を割って本音で話して
もらいたい。』

『お客様と信頼関係を築き、コミュニケーションを
活性化させるために、うちのお店の商談スペースには
丸テーブルを使ってるんだ…』と。

（ちなみに、テーブルの形が人間心理に与える
影響というのはアメリカでも色々と実験の
例があり本当の様です。）

この様に、ポスターの色、お店の置物、
じゅうたんの色、じゅうたんの毛の長さ、
電球の色などなど…

色んな所にこだわりがあって、それについて
社長によく質問したりしていました。

そして、お店作りにこだわりを持つ人たちは
商品やお店の内装に始まり、スタッフの接客まで
一連のストーリーをしっかりと、もっているの
だと知ったのです。

その後、会社が大きくなるにつれて社長が１つ１つ
のデザインに関わることが少なくなったものの…

時々、社長が私が管轄するお店に立ち寄った時などに、
コンセプトと違うポスターを店長が勝手に貼っていたり
すると、すぐに私のところに電話がかかってきて

『お前は、どこに目をつけて店舗巡回
してるんだ！！』

『店長に、しっかりと意味を伝えているのか？』

と怒られていました（汗）

そんな経験があったために、今でもこだわりが
ありそうな飲食店などを訪問した時には
スタッフさんの余裕があるタイミングを見て…

『この備品ってなんで置いてるんですか？』

『食器をこの色にしている理由ってなんで
なんですか？』

などと質問してみたりするのです。

すると、色んな発見をさせて下さったり…

時には、

『さぁ、多分社長はこだわっている
と思うのですが、私はあまり分からないです…』

と色んな答えが返ってきて、

社長の代弁者となって思いや考えを社内に浸透させる
仕事をしている私自身に色んな気づきを頂けます。

これは、備品や内装にこだわりがないお店や経営者が
ダメという話ではなく…

せっかく社長がこだわりをもって良いお店を
デザインしているのに、その後運営を引きついだ
店長にその考えが伝授されていないことが残念に
感じるのです。

もし、あなたがお店作りの際にコンセプトや
思いがあって、デザインに関わったのであれば…

是非、その思いやコンセプトも一緒に店長や
スタッフに伝えていきましょうね。

そうしないと、せっかくこだわってお店を
作ったのに、

お店の一番目立つ場所に

『世界一周の船旅…』

という●●●ボートのポスターが貼られていたり…

（このポスター自体が悪い訳ではありません）

お客様に非現実を楽しんでもらう空間作り
を演出しているのに…

『アルバイト急募！！』

とか

『GO TOトラベル地域共通クーポン取り扱い
店舗』

のポスターが貼られていていてイメージを
台無しにしているケースも結構あります
からね…。

お客様は味覚だけでお店を楽しんでいる
のではなく、雰囲気もセットで味の一部に
なっているという認識は忘れない様に
したいですね。

株式会社店舗人材サポート

（大阪　淀屋橋）

　Webサイトはこちら

☆5～10店舗の飲食店などのサービス業を展開する会社でさらに今後10店舗～20店舗に拡大していきたい！という成長意欲の高い会社の店長教育・社員、アルバイト教育

☆私（村上）が社長の外部の右腕となりながら、店長研修・スタッフ研修、・人面談などを通じて、社長の『考えや思い』をスタッフに共有するお手伝いを行います。

会社のメンバーが一丸となるとお店のファンが増えたり、離職率低下など業績アップにつながります